女を上げる！イランイラン香水12選

エキゾチックで官能的。
ジャスミンをグッと濃厚にして、粘るようなバナナトーンを足した、センシュアルで濃厚な甘さ。

マレー語で「花の中の花」を意味するイランイランは、女性の魅力を大幅に高めてくれる、たいへん魅惑的な香りです。

恋の武器に、純粋な誘惑に、女磨きに、リラックスに……。
とろけるように心地よい、香りの媚薬をお楽しみください。

1 シャネル 5番オープルミエール（元祖アルデハイド香水）
2 リビドーロゼ（フェロモン配合！最強イランイラン）
3 ヴィヴィアンウエストウッドノーティアリス（不思議の国の悪戯っ子セクシー）
4 ボンドNo.9 セントラルパークウエスト（ガーデニアと水仙の妖艶な香り）
5 ロリータレンピカエルレイム（濃厚ミルキーココナッツ）
6 ディプティックオーモヘリ（グリーンでバルサム！楽園の香り）
7 エージェントプロヴォケーターメイトレス（大胆すぎる愛人の誘惑）
8 ベルドゥムスクイランイラン（海が香るイノセントな香り）
9 アムアージュリリック（辛くて暖かい、香りの叙情詩）
10 ティファニーパルファム（タイフローズが香る、優雅な香り）
11 ディメーターイランイラン（まじりっけ無し！ピュアな甘い系）
12 アセントバイイッセイミヤケフローラル（奥ゆかしいジャポニズム）
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シャネル 5番オープルミエール（元祖アルデハイド香水）

シャネル 5番オープルミエール
* Chanel N°5 Eau Premiere *
香調：フローラル・アルデハイド <レディース>

上品＆センシュアルの元祖、シャネル５番！
アルデハイドが暖めた、独特の華やかさとセクシーさが魅力です。　　

2007年発表 * 調香師 Jacques Polge

<トップ> イランイランのエキゾチックな甘さがふんわりと立ち上がり、ネロリ（ビターオレンジの花から採れる精油）が僅かにビターな明るいシトラス感を絡めます。そして、アルデハイド（アルデヒド）が柔らかな脂の匂いで、香りに暖かさと華やかさを添えます。

<ミドル> ローズのロマンチックでリッチな甘さに、ジャスミンがセンシュアルでグリーンな華やかさを絡めます。

<ラスト> バニラの華やかな甘さに、サンダルウッド(白檀）がオリエンタルでミルキーな、ベチバーがスモーキーで力強いウッディ感を添えます。

＊暖かなイランイランが、華やかなローズとジャスミンへ花開き、ラストはウッディーなバニラに包まれます。

マリリン・モンローが愛用したことで知られる、あの伝説の「シャネル５番」を、より軽やかに、よりフレッシュに仕上げた、日常使いにもバッチリのモダンな香り。

人肌が恋しくなる温かなセンシュアル感が、ローズやバニラなどのエレガントな香りと調和した、とても上品でシャネルらしい、伝統的なクラッシーさが魅力です。

20代以降の大人の女性に似合い、どんなシーンでもパーフェクトに活躍。
大変肌なじみが良いので、腰やお腹、太ももの内側など、服に隠れる温かな場所につけると、センシュアルに香ります。

[持続性] ★★★★☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

リビドーロゼ（フェロモン配合！最強イランイラン）

リビドーロゼ
* Libido rose *
香調：フローラル・フルーティー <レディース>

センシュアルを極めた、誘惑のフレグランス。
ベリーのキュートさとマリンの爽やかさが、イランイランを引き立てます。

<トップ> ラズベリーのウッディーな甘酸っぱさが柔らかく広がり、クランベリーがピリリとしたベリーな酸味を絡める。そして、グレープ（葡萄）がジューシーでエレガントな果汁感で、全体を瑞々しくフレッシュに調えます。

<ミドル> 草の葉のような淡いグリーン感と、気品ある艶めかしさを併せもったジャスミンが華やかに立ち上り、リリー・オブ・ザ・ヴァレイ（すずらん）が無垢な明るさを絡める。そして、クリスタルマリンが透明感あふれるマリンノートで、香りを爽やかにします。

<ラスト> イランイランのエキゾチックな甘さが官能的にあふれだし、ローズがロマンチックな華やかさを添える。そして、ムスクがふっくらとしたパウダリー感で香りに奥行きを出します。

＊ジューシーで甘酸っぱいベリーが、瑞々しいジャスミンへと花開き、センシュアルな空気を膨らませながら、イランイランの濃厚な甘さにとろけていきます。

清潔感とセンシュアル感のバランスが、とても絶妙。
キュートなベリーから始まり、マリンノート＆ジャスミンという爽やかさでセンシュアルなフラワーノートへ移り、ラストはムスキーなイランイランに着地するという、日本らしい清らかなセクシー像が描かれています。

オスモフェリンというフェロモン成分（無臭）が配合されていて、男性のムラムラを刺激できるところも高ポイント。それを抜きにしても、イランイランがラストノートでしっかり香る点と、マリンノートが意外にマッチしていて、センシュアルなのに爽やかなところが魅力です。

とても淡く柔らかい香りなので、ウエストはもちろん、内ももや胸元、首筋など、どこにつけてもふんわり綺麗に香ります。
キスして欲しいところにつけるのが、最高におすすめ。

[持続性] ★★☆☆☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ヴィヴィアンウエストウッドノーティアリス（不思議の国の悪戯っ子セクシー）

ヴィヴィアンウエストウッドノーティアリス
* Vivienne Westwood Naughty Alice *
香調：フローラル <レディース>

黒薔薇がロマンチックな、お姫様センシュアルな香り。
濃厚なムスクも魅力です。

2010年発表 * 調香師 Bruno Jovanovic

<シングル・ノート> イランイランの官能的な甘さが豊かに広がり、バイオレット（ニオイスミレ）が土のようなシャープな澱粉感で深みをだす。そして、ブラック・ローズ（黒薔薇）がロマンチックな華やかさで香りのトーンを上げ、ムスクがセンシュアルなパウダリー感で全体を包み込みます。

＊ムスキーでロマンチックなイランイラン

不思議の国のアリス（アリス・イン・ワンダーランド）を題材にした、センシュアルな香り。
naughtyは、いたずらな、やんちゃな、淫らな、といった意味で、冒険を楽しむお伽話の主人公を、いけないバッド・ガールに仕立ててしまったという、ヴィヴィアン・ウエストウッドらしい世界観のフレグランスです。

ムスクが強く香るパウダリーな質感に、官能的なイランイラン、ロマンチックな黒薔薇がとても大胆。リッチで濃厚な甘さなので、デートや休日にぴったりです。

ロマンチック系やセクシー系など、様々な女性らしい服装に良く似合います。
パウダリー＆センシュアルなので、腰より低い位置につけると、ふんわり大人な印象に香らせることが出来ます。

[持続性] ★★★★☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ボンドNo.9 セントラルパークウエスト（ガーデニアと水仙の妖艶な香り）

ボンドナンバーナインセントラルパークウエスト
* Bond No.9 Central Park West *
香調：フローラル・ウッディー・ムスク <ユニセックス>

上品さと妖艶さを融合させた、端整で華やかな香り。
水仙や菩提樹の花の美しいグリーン感も魅力です。

2012年発表 * 調香師 Laurent Le Guernec

<トップ> イランイランの官能的な華やかさに、ナルキッソス（水仙）がグリーン感と目くるめくような甘さを絡める。そして、ペッパーがキリリとしたホットなスパイシー感で香りを引き締めます。

<ミドル> ガーデニア（梔子）の旨味のある妖艶な華やかさが溢れ出し、ジャスミンがセンシュアルなグリーン感を、リンデン(ライム)ブロッサム（菩提樹の花）がハーバルな青さを絡める。そして、オリスルートが土のようなほっこりとした澱粉感で深みを出します。

<ラスト> ムスクのパウダリーな甘さが柔らかく広がり、オークが陰鬱で乾いた木の香りを、オークモスが森の地面のような苔むした苦味を、ベチバーがスモーキーな力強いウッディー感を絡めます。

＊スパイシーなイランイラン＆ナルキッソスが、妖艶なフローラルへと花開き、ラストはウッディーなムスクに包まれます。

妖艶で濃厚なイランイランとガーデニアの華やかさを、水仙と菩提樹の花が繊細なグリーン感で支えた、美しい香り。センシュアル感とストイックさを絶妙なバランスで閉じ込めた、知的で魅惑的なフレグランスです。

艶っぽいのにあまりにも整い過ぎていて、いやらしさを感じさせない、まさに天然美人さん。生の花に顔を寄せたときのような、甘さや青さのバランスがとてもリアルで、花の蜜を吸おうと引き寄せられた蜂の気分になります。

エレガントな女性や中性的な魅力を目指す男性に似合い、どんなシーンでもパーフェクトに活躍。
デートやオフィスはもちろん、フォーマルな場でも負けません。

[持続性] ★★★★☆　[拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ロリータレンピカエルレイム（濃厚ミルキーココナッツ）

ロリータレンピカエルレイム
* Lolita Lempicka Elle L’aime *
香調：オリエンタル・フローラル <レディース>

トロピカルなココナッツと運命の出逢いを果たした、濃厚イランイランの香り。
シャープな酸味のライムと、癖になる甘いミルラも魅力です。

2013年発表

<トップ> ライムのシャープでエアリーな強い酸味がいっぱいに広がり、、ベルガモットがアロマティックな苦味と酸味で深みを出す。そして、ネロリがシトラス調の清らかなフラワー感で香りを明るく調えます。

<ミドル> イランイランのエキゾチックな甘さが柔らかく広がり、ジャスミンが草の葉のようなセンシュアルなグリーン感を絡める。そして、ココナッツがとろけるようにミルキーなトロピカル感で、全体を包み込みます。

<ラスト> バニラの華やかな甘さに、サンダルウッド（白檀）がソフトでクリーミなウッディー感を、ミルラ（没薬）がスパイシーでまったりとした、濃厚な甘い樹脂の香りを絡めます。

＊酸っぱくて華やかなシトラスが、濃厚ココナッツ＆イランイランへと蕩け、ラストはクリーミーなウッディーバニラに包まれます。

ロリータレンピカらしい、ロマンチックでミステリアスな香り。
強い酸味のシトラスから、一気にまったりとした甘い香りに移るところが、とても刺激的です。

こってりとした濃厚な甘さながら、ライムとココナッツが強く香るため、トロピカルな明るい印象も得られることろがポイント。デートや遊び、リラックスタイムにぴったりで、ふんわりとしたシルエットの女の子らしい服装に良く似合います。

[持続性] ★★★☆☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ディプティックオーモヘリ（グリーンでバルサム！楽園の香り）

ディプティックオーモヘリ
* Diptyque Eau Moheli *
香調：フローラル・ウッディー・ムスク <ユニセックス>

グリーンリーフが爽やかな、南国モヘリ島に自生するイランイランを表現した香り。
スパイシーさと樹脂の甘さのバランスが絶妙です。

2013年発表 * 調香師 Olivier Pescheux

<シングル・ノート> モヘリ島イランイランのエキゾチックな甘さが柔らかく広がり、バイオレット（スミレ）が土のようなほっこりとした澱粉感を、パチョリがオリエンタルなハーバル感を、カシスの葉がピリリとしたグリーン感を絡める。その硬質なグリーン調に、ジンジャーがシャープで明るいスパイシー感を、ピンクペッパーがモダンなローズのような華やかさをアクセントに添える。
そして、ベチバーがスモーキーなウッディー感、ベンゾイン（安息香）がバニラのような甘い温かみ、インセンスが神秘的な樹脂の香りで深みを出します。

＊グリーン感と樹脂の甘みに彩られた、スパイシーでエキゾチックなイランイランの香り

多くがセンシュアル系を目指すイランイラン系香水の中において大変珍しい、ユニセックスでナチュラルなフレグランス。イランイランのエキゾチックな魅力と、コモロ諸島に位置する「モヘリ島」の自然の豊かさをたっぷりと詰め込んだ、常夏の楽園を切り取ったような香りです。

グリーン感とはいえ青々しさはなく、ハーバル感やスパイシー感が強い、エアリーで爽やかなグリーン。これが全体の印象を独特の解放感で包み込んでいて、更に加わるジンジャーの明るさと、乾いた樹脂の甘みが、鮮やかな南国の空気を感じさせてくれます。

[持続性] ★★★☆☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

エージェントプロヴォケーターメイトレス（大胆すぎる愛人の誘惑）

エージェントプロヴォケーターメイトレス
* Agent Provocateur Maitresse *
香調：フローラル <レディース>

アニマリックでウォータリーでパウダリー。
最強にセンシュアルな質感と、とろけるような華やかな甘さが魅力です。

2006年発表 * 調香師 Christian Provenzano

<トップ> イランイランの官能的な甘さがゆったりと溢れだし、ロータス・ペタルズ（蓮の花びら）がウォータリーな華やかさで奥行きを出します。

<ミドル> オスマンサス（金木犀）の熟したフルーツのような濃厚な香りに、ジャスミンがセンシュアルなグリーン感を、アイリス（ニオイアヤメ）が茹でた人参と土のような澱粉質なパウダリー感を絡める。そして、バイオレット・リーフがメタリックなウォータリー感で深みを出します。

<ラスト> ムスクのパウダリーな甘さに、ホワイト・スウェードがソフトなアニマル・ソースを絡める。そして、アンバーが豪奢で酔わせるようなオリエンタルな温もりを、シダーがまったりとした甘さとその中に潜む爽やかなスパイシー感を添えます。

＊ウォータリーなイランイランが、濃厚な金木犀とジャスミンへと花開き、ラストはアニマル感あふれるムスクに包まれます。

ウォータリーでパウダリー。アニマリックに濃厚でセンシュアル。こんな誘惑されたら一溜まりもありません。ノーマルでもゲイでもレズビアンでもコロッといってしまいそうな香り。

Maitresse（メトリーゼ/メイトレス）はフランス語で「愛人」、Agent Provocateurはスパイ・秘密工作員・おとり捜査官という意味。まさにその名の通り、センシュアルな魅力を追求したフレグランスです。

トップはイランイランの官能的な甘さが、ウォータリーな質感でパワーアップ。ミドルは完熟フルーティーな華やかさがエロフラワリー！ラストはつい人肌恋しくなる、アニマリックムスキー。

大人な魅力たっぷりの、女王様級な破壊力です。
甘めセンシュアルなのでオフィスや学校には不向きですが、デートや合コンには超バッチリ。

濃い色の口紅やドレッシーな服装など、しっとりとした女性の魅力を意識したコーディネートによく似合います。

[持続性] ★★★☆☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ベルドゥムスクイランイラン（海が香るイノセントな香り）

ベルドゥムスクイランイラン
* Berdoues Musc Ylang Ylang *
香調：フローラル・アクアティック <レディース>

とろけるようなココナッツとシーウォーターが奏でる、南国センシュアル香水。
イランイランのエキゾチックな魅力が生きています。

<トップ> ココナッツのミルキーなトロピカル感が柔らかく溢れ出し、ベルガモットがアロマティックな苦味と酸味のシトラスを絡めます。

<ミドル> イランイランのエキゾチックな華やかさに、ジャスミンがセンシュアルなグリーン感を絡める。そして、シーウォーター（海をイメージしたマリンノート）が、モダンな爽やかさで全体を包み込みます。

<ラスト> バニラの華やかな甘さに、ムスクがパウダリーな質感で奥行きを出す。そして、ウッディー・ノート（木や茂み、草からの複合ノート）が繊細な木々の香りで全体を落ち着けます。

＊ミルキーなココナッツが、海が香るイランイランへと高まり、ラストはウッディなムスクに落ち着きます。

マリン調が爽やかな、イノセントでエキゾチックな香り。とても綺麗にまとまった、優しいフレグランスです。

ココナッツとイランイランの、ミルキーで濃厚な甘さがベストマッチ。マリンノートのウォータリーでモダンな爽やかさが、健康的なセクシーさを感じさせてくれます。

☆ナチュラルで柔らかい香りなので、普段使いにもリラックスタイムにもばっちり。カメレオンのように、身に纏う人によく馴染んでくれる香りです。

[持続性] ★★★☆☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム・ナイトタイム

アムアージュリリック（辛くて暖かい、香りの叙情詩）

アムアージュリリック
* Amouage Lyric *
香調：オリエンタル・フローラル <レディース>

端整に作り込まれた、複雑で繊細な香り。
柔らかな温かさと爽やかなスパイシーさが魅力です。

2008年発表

<トップ> 樟脳のようなひんやりとした爽やかさを持つカルダモンの、アロマティックでスパイシーな甘さがエレガントに広がり、シナモンがビター・スウィートな深みを、ジンジャーがぴりりとした明るい温かみを添える。そして、ベルガモットが上品なシトラスの苦味と酸味で、香りを柔らかく繋ぎます。

<ミドル> ローズ(バラ）のロマンチックな華やかさが贅沢に広がり、イランイランがエキゾチックなセンシュアル感を、ゼラニウムが薔薇にレモンを絞ったような繊細なアロマティック感を、ジャスミンが気品あふれるグリーン感を絡める。そして、アンジェリカが大地を感じさせる深くスパイシーなアクセントを添え、オリスルートがほろ苦い澱粉感でコクを出します。

<ラスト> インセンス（お香）のオリエンタルな樹脂の香りがゆったりと広がり、サンダルウッドがミルキーな、ベチバーがスモーキーなウッディー感で深みを出す。そして、パチョリが力強いハーバルなスパイシー感を、オークモスがインクのような苔むした苦味を絡め、ムスクがパウダリーな、バニラが華やかな、トンカビーンが芳ばしい甘さで香りを柔らかく包み込みます。

＊ビター・スウィートで温かいカルダモンが、ロージーなイランイランへと花開き、ラストは甘いウッディーに包まれます。

様々なスパイシーさが楽しめる、完成度の高い香り。
Lyricは英語で叙情詩や音楽的な、といった意味で、まさにその名の通り、多くの素材を丁寧にまとめ上げ、ハーモニーを大切にしたフレグランスです。

トップのカルダモンを中心とした香りは、インド料理のデザートのような、異国情緒あふれる爽やかさ。
ミドルは薔薇を中心に、アロマティックなスッキリ感や、イランイランの粘つく甘さ、ジャスミンのグリーン感にスパイシーさまでを加えた、園芸家の目指す「理想のバラの香り」を体現したかのような贅沢なロージー・ノート。
ラストは複雑な甘さのウッディーで、ヘンゼルとグレーテルの物語に出てきそうな、妖しく危ない森のお家のようです。

複雑で繊細な、とても香水らしいシッカリとした香りなので、20代以降の落ち着いた大人の女性によく似合います。エレガントでしっとりとしているので、フォーマルにもおすすめ。

温かみとスパイシー感が魅力なので、お腹や太ももの内側、膝裏など、低い位置で体温の高いところにつけると、綺麗に香ります。

※ボトルの蓋がドーム型になっているものが、女性用です。
[持続性] ★★★★☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ティファニーパルファム（タイフローズが香る、優雅な香り）

ティファニーパルファム
* Tiffany Parfum *
香調：フローラル <レディース>

上品な華やかさに調えられた、エレガントな香り。
淡い紅茶のような香りのタイフ・ローズも魅力です。

1987年発表 * 調香師 Francois Demachy

<シングル・ノート> イランイランの官能的な甘さが柔らかく広がり、ジャスミンがセンシュアルなグリーン感を、アフリカン・オレンジフラワーがクリーンでフレッシュな華やかさを添える。そして、タイフローズ（薔薇の一種）が淡い紅茶のようなニュアンスの薔薇の香りで全体をエレガントに包み込み、アイリス（ニオイアヤメ）がシャープな澱粉感で深みを出します。

＊エレガントでフレッシュなイランイランの香り

イランイランのリッチな甘さと、紅茶のような独特の華やかな香りのタイフローズが、魅惑のハーモニーを奏でています。センシュアルさをそっとヴェールで包み込むような、優雅な印象がとても美しいフレグランス。

エレガンスやロマンスを大切にする女性に似合い、どんなシーンでもパーフェクト活躍します。しっかりと作り込まれた香りなので、腰より低めの位置につけてバランス良く香らせると綺麗です。

[持続性] ★★★★☆　[拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム