【シトラス】元気が出るオレンジの香りの香水19選!男性&女性用

男女ともに愛用者の多い、爽やかなシトラス系香水。
その中でも特に人気の高い、オレンジが中心の香りを集めました。

メンズ香水5本、レディース香水6本、ユニセックス香水8本の、計19選。
どれもほど良い苦みと酸味に、親しみやすい、明るい表情が魅力です。

柑橘のハッピーな香りで、晴れやかな気分になりましょう^^

4711 アクアコロニア ブラッドオレンジ&バジル


『4711 アクアコロニア ブラッドオレンジ&バジル』
* Maurer & Wirtz 4711 Acqua Colonia Blood Orange & Basil *
香調:シトラス・アロマティック <ユニセックス>

ナチュラルでリアルで美味しそう。
「オレンジを投げつけられたい!」という欲望をみたしてくれる香りです。

<シングル> ブラッドオレンジのジューシーでリアルな香りがあふれ出し、バジルが爽やかでスパイシーなグリーン感を絡めます。

2010年発表 


*オレンジの皮を剥いた瞬間や、果汁を絞った瞬間の、あの美味しそうな香り。


気分転換したいときや、元気が欲しいときにおすすめ!
天然香料を使用した、シンプルでリフレッシュ効果の高い一本です。

瑞々しく、甘さ控えめ。酸味もマイルド。
しっかりと効いたバジルのハーバル感が、独特の清々しさと、味覚に限りなく近い「美味しそう!」なイメージをわかせてくれます。

アロマオイルのようなリアルさと共に、コロンとしての使い心地にもこだわった、とても気持ちの良い香りです。

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[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★☆☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

アトリエ コロン オレンジ サングイン


『アトリエコロン オレンジサングイン』
* Atelier Cologne Orange Sanguine *
香調:シトラス <ユニセックス>

クリーミーでフレッシュ。
オレンジの魅力を丁寧に描写した、超絶リアルな香りです。

2010年発表 * 調香師 Ralf Schwieger

<トップ> イタリア産ブラッドオレンジをギュッと絞ったような、ジューシーな香りがあふれ出し、スペイン産ビターオレンジ・ピール(皮)がアロマティックな苦みと酸味を、イタリア産マンダリンが濃密でフルーティーな甘さを絡めます。

<ミドル> 南アフリカ産ゼラニウムの、モダンローズにレモンの風味を足したような明るいフローラル感がキラキラと広がり、エジプト産ジャスミンがセンシュアルなグリーン感を、マダガスカル産黒こしょうがキリリと締まったホットなスパイシー感を重ねます。

<ラスト> インドネシア産サンダルウッド(白檀)のクリーミーでオリエンタルな甘さに、テキサス産シダーが仄かにスパイシーな情熱的なウッディー感(木の香り)を、ブラジル産トンカビーンズがバニラに杏仁を加えたような、繊細な甘さと芳ばしさを絡めます。


*リアルなオレンジの香りが、スパイシーで艶っぽいゼラニウムへと華やぎ、ゆったりと、ミルキーで甘い木の香りに溶けていきます。


甘みも酸味も苦みも絶妙。そして何より、色っぽい……!
本物以上に芳しい、オレンジ生産者が夢見るレベルの「完璧すぎるオレンジ」の香りです。

香水とは思えないほどの本当に美味しそうな「新鮮オレンジ」が、シャーベットや果肉ピューレのような甘やかな表情を浮かべながらゼラニウム&ジャスミンのフローラル感と睦み合い、そのまま蜜月を過ごすような……、なんともロマンチックな香りの深まり方が魅力です。

そんな「オレンジくんの千夜一夜物語」のような情感もさることながら、技術的・品質的な面でも素晴らしく、トップのフレッシュなシトラス感が長く、長く、不思議なほど長く続きます。

また、上記のような色気はありつつも、それと同時にスパイシー感や明るさ、硬派な雰囲気の清潔感も前面に出て来るので、ユニセックス香水の中でもマスキュリン(男性的)な香りが好きな方におすすめ。

リアルなオレンジの香りを求める人が感動できる、存在感とオーラに満ちた作品です。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム

クリニーク ハッピー フォーメン


『クリニーク ハッピー フォーメン』
* Clinique Happy for men *
香調:シトラス・アロマティック <メンズ>

爽やかで清潔。
嫌われようがない、完璧に「風呂上がり」の香りです。

1999年発表

<トップ> マンダリンオレンジの爽やかな酸味と甘みがあふれ出し、ライムとユズ(柚子)がシャープな爽快感を、フルーツノートがまろやかなジューシー感を絡めます。

<ミドル> グリーンノートの草原を思わせる明るい香りが、すっきりと広がります。

<ラスト> シダーとグァヤックウッドの、スモーキーで落ち着いた木の香りが淡く漂い、サイプレス(西洋ヒノキ)が爽やかなスパイシー感を、アンバーが温かみのあるソフトな甘さを重ねます。


*爽やかなオレンジの香りが、心地よいグリーンノートへと高まり、ゆったりと、ほのかな木の香りに落ち着きます。


日本で大人気の「爽やか系メンズ香水」の代表格ともいえる一本!
他の柑橘系の香水と比べて、なぜこの香水が熱烈な支持を受けているのか、そのポイントを5つ挙げます。

1.高温多湿でもすっきり香るマイルドな調香
2.お風呂上りを思わせるウォータリーな質感
3.ミドルのグリーン系が、秀逸に清々しい
4.残り香が重くない&甘すぎない
5.雄々しすぎないのに、男の色気がある

「柑橘系の入浴剤を入れたお風呂から出てきた人」のような、全く嫌味のない爽やかな香りなので、男女ともに好感度抜群です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム

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ランコム オランジェリー


『ランコム オー ドゥ オランジェリー』
* Lancome O de L`Orangerie *
香調:シトラス・フローラル <レディース>

健やかでロマンチック。
オレンジブロッサムが美人オーラを添えた、清潔感あふれる香りです。

2011年発表

<トップ> オレンジの瑞々しく明るい香りがあふれ出し、ベルガモットが上品でアロマティックな苦みと酸味を、オレンジブロッサムが華やかなフレッシュ感を絡めます。

<ミドル> オレンジブロッサムのクリーンで甘い香りがゆったりと広がり、ホワイト・ジャスミンが草の葉に似た爽やかなグリーン感を重ねます。

<ラスト> シダーの静かで落ち着いたウッディー感(木の香り)に、ベンゾイン(安息香)がほのかに甘い、繊細な樹脂感を重ねます。


*アロマティックで瑞々しいオレンジの香りが、清らかで澄んだオレンジブロッサムへと華やぎ、粛々と、深い木の香りに落ち着きます。


真っ白なシャツとそよ風が似合う、爽やかで健康的な香り。

トップのオレンジからミドルにかけての、まるで空間が広がっていくかのよう、フワッと花ひらくオレンジブロッサムが、心が洗われそうなほど清らか。また、その余韻をそっと束ねていくストイックなラストのウッディー感が、どこか禅の境地へとたどり着いたかのような「憑き物が落ちた感」を錯覚するほど、静かで穏やか。秀逸な幕引きです。

クラシカルなシトラス&フローラルの調香に現代的な透明感を与えた、さり気なく、ふんわりと体臭に馴染む香りなので、どんなシーン・どんな年代の方にもおすすめ。

サラリと清潔感や健やかさを演出できる、万人受けする香りです。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏 / デイタイム

エルメス ランジュ ヴェルト コンセントレ


『エルメス オードランジュ ヴェルト コンセントレ』
* Hermes Concentre d`Orange Verte *
香調:シトラス・アロマティック <ユニセックス>

エネルギッシュで写実的。
オレンジ&ハーブの、青みがかった爽快な香りです。

2004年発表 * 調香師 Jean Guichard

<トップ> オレンジ&マンダリンのシャープでリアルな香りがあふれ出し、レモンが鮮やかでクッキリとした酸味を絡めます。

<ミドル> ミント&バジルのペッパーで涼やかなグリーン感が優しく広がり、オレンジブロッサムが清潔感あふれるフレッシュな華やかさを添えます。

<ラスト> シダーのダークで豊かなウッディー感に、パチョリがスパイシーでハーバルなグリーン感を、アンバーが高貴で甘い樹脂感を絡めます。


*写実的な柑橘の香りが、涼やかなハーブ系のグリーン感をまとって深まり、スパイシーさを増しながら、静かな木の香りに落ち着きます。

オレンジを皮ごとガリッと齧った瞬間の、パアッと弾ける酸味やリモネン。次いで、舌に広がる苦みと渋み、ほのかな甘み。嚥下して鼻に抜ける、キリリとした青みと、まろやかなエステル類やビサボレンの香気――。

そんな「シトラス」の要素をバラバラにして、調香師が感性を研ぎ澄ませて、一から名の通り「オレンジ(Orange)と緑(Verte)の水(Eau)」を忠実に組み上げたような、写実的で迷いのない香りです。(Concentreは凝縮の意味で、この「Concentre d`Orange Verte」はオリジナルの「Eau D`Orange Verte」からフローラルな要素をいくらか抜いた、シトラス感の強いアレンジバージョンです)

オレンジやハーブの爽やかな部分だけでなく、渋みやえぐみも余すところなく表現しており、例えるならば、ステドッラーのシャープな色合いで描かれた、超絶リアルな鉛筆画のよう。

それは写真のようにただ再現したという「リアルさ」ではなく、実際にオレンジを齧ったときに感じる、突き刺さるような「あの風味、あの感覚」――嗅覚の鋭いものだけが知るその鮮烈な印象を、全ての嗅ぐ者に味わわせようとするかのような、緻密に作り上げられた「シトラス」の香りです。

ハーバルやウッディーも同様。「草原や森林の風景」を通り越して、「素材そのものに接した瞬間」に焦点をあてたリアルさで、とても爽快。

シトラス系の香水にあまり興味のない人にこそ試してほしい、調香師の感性を通した「鮮やかすぎる世界」を体験できる、ストレートでダイナミックな作品です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

シャネル アリュール オム スポーツ


『シャネル アリュール オム スポーツ 』
* Chanel Allure Homme Sport *
香調:ウッディ・スパイシー <メンズ>

セクシーで躍動的。
「フレッシュ・センシュアル・スパイシー・ウッディー」の4つに分類された香りのノートが、纏う人に応じて、それぞれの流れや表情で現れます。

2004年発表 * 調香師 Jacques Polge

<フレッシュ> オレンジとマンダリンの弾けるような明るい果汁感に、ネロリ(ビターオレンジの精油から採れる精油)がフレッシュで清らかな、シトラスニュアンスの華やかさを重ねる。そこに、アクアティックノートが塩気を含んだ爽やかなウォータリー感を、アルデハイドが光で包み込むような温かな脂感を絡めます。

<センシュアル> トンカビーンの甘美でほのかに苦い、バニラと杏仁を混ぜたような繊細な芳ばしさがあふれ出し、ホワイトムスクがセクシーで淡いパウダリー感を、アンバーが温かみのある高貴な樹脂感を重ねます。

<スパイシー> ブラックペッパー(黒胡椒)のキリリと締まった、ホットなスパイシー感が弾けます。

<ウッディー> シダーのまったりとした甘さの中に爽やかなスパイシー感を含んだ、エネルギッシュな木の香りが柔らかく広がり、ベチバーがスモーキーなウッディートーンを重ねて深みを出す。そこに、エレミが柑橘系のニュアンスを持つスパイシーな樹脂の香りを絡め、全体に独特のコクと明るさをプラスします。


*「アリュール プール オム」のフレッシュとセンシュアルパートに焦点をあてた、爽快な「スポーツ・バージョン」です。


ビュンビュンと風を切って走る、高揚感。
全身の筋肉が張り詰めて、アドレナリンが体じゅうを駆け巡る、ハイで無敵な感覚――。

そんな「スポーツ時の気持ちいい感覚」を一吹きで呼び覚ます、シャープでエアリーな“冷”、感性に直接訴えかける情欲的な“熱”を併せ持った、極度に研ぎ澄まされた香りです。


肌の上で弾けるウォータリーなオレンジ、ゆったり体臭と溶け合う繊細なトンカビーンが印象的に香り、スパイスやウッディー感はかなり抑え目。

ムスクの淡いパウダリー感が艶っぽい雰囲気を醸し出していますが、これがまた甘すぎず、濃すぎず。シャネル香水の「俺様」なイメージとは一線を画す、身を投げ出すような無防備ささえ感じる、「ピュアで健康的なセクシーさ」を打ち出しています。

メンズ香水ですが、マッチョさや重さとは無縁のすっきりとした香りなので、中性的な男性はもちろん、爽やかさを極めたい女性にもおすすめ。

「清潔感を出したいけれど、色気は抑えたくない」という我がままを叶えてくれる、男女問わず受けの良い、爽快な香りです。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ザ・ボディショップ サツマ


『ザ・ボディショップ サツマ』
* The Body Shop Satsuma *
香調:シトラス <ユニセックス>

マニアック!
温州みかんジュースの香りです。

2012年発表

<シングル> サツマ・オレンジ(温州みかん)の甘くてフルーティー、ちょっぴりノスタルジックな蜜柑の香りが、優しく広がります。


*素朴でリアル。まさに、ザ・ミカン!


初めて温州みかんジュースを飲んだ時の感動がよみがえる、甘めの香り。

一口にみかんジュースと言っても某ポンのような若干酸っぱいやつでなく、「農家の手絞り」系かつ「完熟」を謳っている、幅広の口の瓶の「みかんジュース」の、あのキャンディーのように甘くてフルーティーなやつです。

香りの持続性は有りませんが、「マッチ売りの少女」がマッチ一本擦って見る幻が如く、みかんに幸福な思い出があると、ちょっと感動します。

童心に返りたいときに。

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[持続性] ★☆☆☆☆ [拡散性] ★☆☆☆
[TPO] 春・夏 / デイタイム

カルティエ エッセンス ドランジュ (オランジュ)


『カルティエ オーデ カルティエ エッセンス オランジュ』
* Cartier Eau de Cartier Essence d`Orange *
香調:シトラス・ウッディー <ユニセックス>

ピュアなのに刺激的?!
まさにジェンダーレスな、美意識の高い香りです。

2010年発表

<トップ> オレンジの鮮やかで瑞々しいシトラス感があふれ出し、ベルガモットがアロマティックな苦みと酸味を添えます。

<ミドル> バイオレット(ニオイスミレ)が大地の香りの、ほんのりパウダリーで無垢な「大人フローラル感」を奏でます。

<ラスト> まったりとした甘みの中にスッと抜けるようなスパイシー感を持つ、シダーの神秘的な木の香りがゆったりと広がり、パチョリがすっきりとした明るいハーバル感を絡めます。


*ビビッドなオレンジの香りが、淡くクリーミーなパウダリー感をまといながら、スパイシーな木の香りに溶けていきます。

ユニセックス(男女共用)といっても、どこかフェミニンだったりマスキュリンだったりする香水も多い中で、ハッとするほどクリアな「次世代型のジェンダーレスな魅力」を感じさせてくれる、稀有でピュアなシトラス&ウッディーの香り。

とにかく印象的なのが、果実の皮を剥いたときにふわっと立ち込めるような、エアリーで鮮やかなオレンジの香り。シンプルなのですが、これが実に甘すぎず、苦すぎず、ウォータリー過ぎず、とても上品。

そして、その無垢なシトラス感がほんわり柔らかくなる頃から顔を出す、スパイシー感の効いた澄んだシダーが、まるでユニコーンでも現れそうなほど、清らかでファンタジック。


どんなシーンにも溶け込むような洗練された表情を持ちつつも、香り全体に満ちる、ビビッドで澄み切ったトーンが纏う人を選ぶ、なかなかにハードルの高い香りです。

神聖な雰囲気を求める方や、自分らしさを極めたい方、ジェンダーレス男子やジェンダーレス女子にもおすすめ。

美意識の高い、「本当にユニセックス」な作品です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム

ボンドNo.9 リトル イタリー


『ボンド ナンバー ナイン リトル イタリー』
* Bond No 9 Little Italy *
香調:シトラス・アロマティック <ユニセックス>

徹底的にオレンジ!
ニューヨーク市マンハッタンの一画、「リトル・イタリー」の活気とざわめきを詰め込んだ、ジューシーでパワフルな香りです。

2004年発表 * 調香師 Francis Camail

<トップ> クレメンタイン(マンダリンとスウィートオレンジの交配種)とマンダリン・オレンジのジューシーで甘い果汁の香りがあふれ出し、グレープフルーツが澄んだ苦みと透明感を重ねます。

<ミドル> ネロリ(ビターオレンジの花から採れる精油)のシトラスニュアンスでほのかな苦みを含んだ、清らかで明るいフローラル感が淡く溶け出します。

<ラスト> ムスクのピュアで優しい甘さが、ふんわり肌に残ります。


*ジューシーで美味しいオレンジの香りが、ほのかな華やかさをまとって輝き、ゆっくりと、静かなムスクに落ち着きます。


水捌けの良い土壌でスクスク育ったオレンジを、そのままギュッと手絞りしたような、とにかくジューシーな香りです。

トップからほぼラストまで、ずっと「オレンジオレンジ」していて、かなり甘め。

陽気なシトラス感に溌剌とした酸味が冴えわたった、『元気がないんだろ?ほら、こっち来いよ。サンジェローナ祭りで酔いつぶれようぜ!』なんて懐の深さとおおらかさ、バイタリティに富んだ、「象徴的な“イタリア”への憧れや思慕」を、ニューヨークの空気の中で描ききった作品です。

具体的には、かなり凝った親しみやすくエネルギッシュな「美味しそうなオレンジ」の表現の一方で、ミドルから混ざりだすフローラルの澄み切ったフレッシュ感が伝えるメッセージは「都会的な洗練」。ラストに残るピュアなムスクは、まるでオレンジの名残をいつまでも肌に留めようとするかのような「芯」がありつつも、どこか遠慮がちな表情。

鼻でなく口の中で味わうような、鮮烈なオレンジ香水です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

クリニーク ハッピー


『クリニーク ハッピー』
* Clinique Happy *
香調:フローラル・フルーティー <レディース>

思わずニコニコ笑顔に!
シトラスとフローラルが完璧に融合した、透明感あふれる香りです。

1997年発表 * 調香師 Jean-Claude Delville, Rodrigo Flores-Roux

<トップ> マンダリンオレンジとルビーレッド・グレープフルーツの瑞々しくクリアな柑橘の香りに、ベルガモットが品のある落ち着いた苦みと酸味を、ウェスト・インディアン・マンダリン・ツリー・ブロッサム(西インド諸島のマンダリンの木の花)がフルーティーで明るい華やかさを絡めます。

<ミドル> メラティ・ブロッサム(インドネシア語でジャスミン)のすっきりとしたグリーン調フローラルが爽やかに広がり、モーニング・デュー・オーキッド(朝露に濡れた蘭)が清潔感あふれるソフトな甘さとパウダリー感を、ボイセンベリー・フラワーがフルーティーな華やかさを重ねます。

<ラスト> スプリング・ミモザ・ブロッサム(春めいたミモザの花)の、バニラとアーモンドに砂糖をまぶしたような愛らしい風味の華やかさに、ハワイアン・ウェディング・フラワー(ホワイトリリーやチャイニーズ・ゴールデン・マグノリア等、ホワイトフローラル系のミックス)が清楚でフレッシュな明るい表情を加えます。


*上品で瑞々しい柑橘の香りが、ロマンチックなパウダリー感をまとった明るいジャスミンへと高まり、ふんわりと、清潔で曖昧なフローラル・ブーケに落ち着きます。


光の粒を集めてボトルに詰めたような、朗らかで明るい、まさに「ハッピー!」な香り。
シトラス&ホワイトフローラルのキラキラ感と清潔感を前面に押し出した、万人受けする綺麗なブレンドです。

しっかり華やかなのですが、「香りで花束を表現」というよりは「花びらを散りばめた部屋に漂う香り」といった雰囲気の、良い意味で「間接的」な華やかさ。

また、「柑橘の果汁そのまま」というよりは「柑橘類の皮を剥いたときに広がる、胸のすくような苦みや酸味」といったシトラス成分だけを取り出して、先ほどのフローラルノートにパラパラッと振りかけたような、刺激のすくない、優しいシトラス・ニュアンスも心地よいです。

どれもがくっきりと鮮やかなのに、どれもがスタイリッシュにポーズをきめてこちらを向いているような。シルクスクリーンで印刷されたポップ・アートに感じる、「影のない、色と形の乱舞」。その香りバージョンといった印象の、洗練された作品です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏 / デイタイム

ゲラン アビ ルージュ


『ゲラン アビ ルージュ』
* Guerlain Habit Rouge Eau de Toilette *
香調:オリエンタル・ウッディー <メンズ>

凛として中性的。
レザーやバニラが官能的な、メンズ・オリエンタルの名香です。

1965年発表 * 調香師 Jean-Paul Guerlain

<トップ> ビターオレンジの優雅で瑞々しい香りに、ライムがエアリーでシャープな酸味を、レモンとベルガモットがアロマティックな苦みと酸味、明るさを絡める。そこに、ローズウッドがフローラル・ニュアンスを含んだ爽やかなウッディー感(木の香り)を、バジルがスパイシーなグリーン感を重ねます。

<ミドル> パチョリのスパイシーでオリエンタルなハーバル感が力強く広がり、カーネーションがほんのりバニラ風味のスパイシーな華やかさを、シナモンがまろいほろ苦さを絡める。そこに、サンダルウッド(白檀)とシダーがミルキーで甘い、清らかなウッディー感を、ローズとジャスミンが優雅な華やかさを重ねます。

<ラスト> レザー(革)のスモーキーでドライなアニマル感がふんわりと立ち上がり、バニラがピュアで愛くるしい甘さを絡める。そして、ベンゾイン(安息香)とアンバー、ラブダナムが温かみのある樹脂系のコクと甘みを、オークモスが森の地面のような静かな苦みを添えて、深みとオリエンタルな表情を醸し出します。


*ウッディー調を軸に、シャープなオレンジ&ライムが、スパイシーなパチョリ&カーネーションへと高まり、オリエンタル感を深めながら、甘いバニラ&レザーへ落ち着きます。


これ以上なく洗練された、時代も性別も超越した名香。
オリエンタルな樹脂の甘みやスパイシー感をベースに、シトラスやレザーが程よくマスキュリンな表情をたたえた、男性にも女性にもおすすめの香りです。

ミドル以降からはパウダリー感も効いており、正統派クラシカルな香調。ラストノートのバニラやレザーの印象から「男性版シャリマー」とも呼ばれているのですが、その実、メンズっぽさを意識した苦めのシトラスや大胆なレザー、スパイスの効かせ方は、現代の感覚からしても、おそらくは発売当時の1965年においても、とても「モダン」。

「モダンアート」がいつまでたっても「スタンダード」にはなりえないように、過去も現在も未来でさえ、変わらず「モダン」と呼ばれるような人々に寄り添い、ひっそり受け継がれていく―――。

そんな、尖った感性が生み出す独特のセクシーさや、美意識の高さが見え隠れする、高度に捻くれた香りです。

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[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

アクアディパルマ ブルーメディテラネオ アランシア カプリ


『アクア ディ パルマ ブルーメディテラネオ アランシア ディ カプリ』
* Acqua di Parma Blu Mediterraneo Arancia di Capri *
香調:シトラス・アロマティック <ユニセックス>

シャープで硬質。
磨き上げられたような煌きを放つ、清麗な香りです。

1999年発表

<トップ> オレンジとシシリアン・マンダリンのリアルで繊細な香りがあふれ出し、レモンがキラキラとした明るい酸味を、ベルガモットが優雅でアロマティックな苦みを絡めます。

<ミドル> プチグレイン(オレンジ・ビターの葉と枝からとれる精油)の柑橘風味のグリーン&ウッディー感が爽やかに広がり、カルダモンが涼やかでスパイシーな、ほのかに甘い樹脂ニュアンスを重ねます。

<ラスト> ムスクのふわふわとした清潔感あふれる淡いパウダリー感に、キャラメルがモダンで芳ばしい甘さを絡めます。


*超絶リアルなオレンジの香りが、立体感を増しながら、ひんやりとしたプチグレインへと高まり、ふわっと甘いムスクに溶けていきます。


硬質な輝きに満ちた、リアルで洗練された香り。

直接的な「果物のオレンジ」ではなく、インペリアルトパーズやマンダリンガーネットから匂ってきそうな、クリアすぎるほどの透明感と涼やかさ、キンと音を立てるような繊細な「酸味」の表現が、とても麗しいです。

冷凍オレンジに通じる、極度にスッキリ&フレッシュな印象で、ラストも軽やか。(洒落た甘さはありますが、グルマンっぽさはありません)

酸味が強いオレンジ香水をお探しの方、エッジの利いたシトラス系がお好きな方に最適です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏 / デイタイム

ゴースト エクリプス


『ゴースト エクリプス』
* Ghost Eclipse *
香調:フローラルフルーティー <レディース>

フルーティーで開放的。
「光」を感じる、爽やかなシトラス香水です。

2014年発表

<トップ> マンダリン・オレンジの甘く瑞々しい香りに、ベルガモットがアロマティックな苦みと酸味を、レモンがキラキラした爽やかさな酸味を絡めます。そこに、アップル(林檎)とピーチ(桃)がフレッシュでジューシーな果物感を、ブラックカラント(カシス)がベリー系のほのかな甘酸っぱさを、マリーゴールドが独特のコクを絡めます。

<ミドル> ロータス(蓮)のウォータリーで淡いフローラル感に、フリージア(浅黄水仙)がフルーティーなグリーン感を、ローズがフェミニンな華やかさを添えます。

<ラスト> アンバーのオリエンタルな甘みがほんわり広がり、ムスクが清潔感あふれるソフトなパウダリー感を重ねます。


*フルーティーでピカピカした柑橘の香りが、瑞々しさを保ったまま淡く華やぎ、ふんわりとクリーンな甘さに溶けていきます。


太陽と地球の間、5.1度の公転軌道の傾きを埋めるように月が入り込んで、ぴったり一直線に並ぶとき。
「当たり前の世界」に、小さくて大きい「影」が落ちる。

真っ赤に燃える太陽の、ほんの400分の1。
小さな小さな月が、遠く離れた巨大な太陽をすっぽり覆い隠して、エクリプス(蝕/日食)を起こす。

辺りは眩しいほど光が満ちているのに、見上げても、輝く太陽はどこにもない。
ただ、ぼうっと白く光る空の下、キラキラとこぼれる木漏れ日の不自然に欠けた光だけが、その光源の存在を地上に知らしめる。

陽の傾かない、日の指す方角すら曖昧な空がつくる、まるで時が止まったかのような世界。
本能的な不安と、子供のような非日常へのときめきが入り混じって、刹那的な解放感に包まれる――。


オレンジの香りの持つ「明るさ」を太陽だとすれば、ベルガモットは散乱光、レモンは反射光。
瑞々しいフルーティー感に包まれて、この3つのシトラスが幻想的な「光」を描き出している、爽やかな香りです。

全体的に、フェミニンな柔らかいトーンでまとめられているものの、甘さはかなり控えめ。

ミドルのフローラルも「華やかな雰囲気」を出す程度で、個々の花の香りが目立つようなことはなく、ほとんど「シトラスが飛んで、香りが丸くなってきたなあと思ったらラストノート」といった感じです。

ちなみに、次に日本で見られる金環日食は2030年6月、皆既日食は2035年9月です。

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[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

ジョン ヴァルヴェイトス アルティザン ブラック


『ジョン ヴァルヴェイトス アルティザン ブラック』
* John Varvatos Artisan Black *
香調:アロマティック・シトラス・フローラル <メンズ>

華やかで繊細。
ジンジャーやレザーが効いた、セクシーな香りです。

2010年発表 * 調香師 Rodrigo Flores-Roux

<トップ> イタリアン・ブラッド・オレンジとタンジェリンの瑞々しく甘酸っぱい香りがあふれ出し、メイヤー・レモンが硬質な酸味を、ルバーブが爽やかなフルーティー感を絡める。そこに、ワイルド・タイムとタイ産ブラック・バジル、スペアミントが涼やかでスパイシーなハーバル感を、ボックスウッド・リーフとブラックカラント・バド・アブソリュート(ブラックカラントの蕾)とペルシヤン・ガルバナムが、ほのかにビターな、落ち着いたグリーン感を重ねます。

<ミドル> チュニジア産ネロリ(ビターオレンジの花から採れる精油)のシトラスニュアンスの爽やかな花の香に、モロッコ産オレンジフラワーが清潔感とフレッシュ感を、インド産サンバック・ジャスミン・アブソリュートがセンシュアルなグリーン感を絡める。そこに、ナイジェリア産ジンジャーとパープルジンジャー(生姜)がシャープで明るいスパイシー感を、カルダモン・アブソリュートが樟脳とレモン油を混ぜたようなアロマティックな清涼感を、コリアンダーシードが鼻に抜けるようなオレンジニュアンスのスパイシー感を重ねます。

<ラスト> レザー(革)のスモーキーなアニマル感があふれ出し、ケファリス、ベランブレ、ボアシリス、セレノリド(いずれもジボダン社のオリジナル香料)が奏でるウッディー&ムスキーな香りが、独特の落ち着いた色気を醸し出す。そして、シンガポール・パチョリがほのかなハーバル感を、メキシカン・クエラモ(アイアンウッド)とフローレンス・オリス・アブソリュートが大地の香りの淡いパウダリー感を添えます。


*爽やかなオレンジ&ハーブの香りが、スパイシーな生姜&ホワイトフローラルへと高まり、ふんわりと、甘いウッディー&レザーに落ち着きます。


中性的な繊細さと男性的な色気を併せ持った、ホットで複雑な香り。
全体を包む優しい甘さや、ほど良いパウダリー感、アニマリックなレザーの香りが、とてもセクシーです。

シトラスがメインですが、トップはハーブやフルーティー感、更にそこからなだれ込むようにフローラルな要素が効いてくるため、ストレートに「オレンジやレモンの香り」というよりは、苦みや酸味は抑え目な「マイルドな柑橘系の香りの香水」といった雰囲気。

スパイシーな香りが好きな方、難解な香りに挑みたい方に最適な、女性うけ抜群のシトラス香水です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム・ナイトタイム

モスキーノ ファニー


『モスキーノ ファニー』
* Moschino Moschino Funny! *
香調:フローラル・フルーティー <レディース>

甘くてフレッシュ。
緑茶が香る、気分を上げてくれる一本です。

2007年発表 * 調香師 Antoine Maisondieu

<トップ> ビターオレンジをギュッと絞ったような、アロマティックで酸っぱい香りが強烈に広がり、ピンクペッパー(ポワブルロゼ)が薔薇ニュアンスの明るい華やかさを、レッド・カラントがフルーティーな甘酸っぱ感を添えます。

<ミドル> グリーンティー(緑茶)のソフトであっさりとしたグリーン感を中心に、ジャスミンとピオニーがフレッシュで清らかな華やかさを、ヴァイオレット(ニオイアヤメ)が淡いパウダリー感を重ねます。

<ラスト> シダーウッドのエネルギッシュで爽やかなウッディー感に、ムスクとアンバーが温かみのある優しい甘さを絡めます。


*ロージーで甘酸っぱいビターオレンジがパーンと弾け、その奥から遠慮がちに緑茶が顔を出し、さらに遠慮がちに甘めウッディーが現れます。


ビターオレンジの酸味や勢いを効果的に爆発させた、美味しそうな香り。
時間がたつにつれ、グリーン感やウッディー感がほんのりと顔を出し、全体の印象を和らげ、落ち着けていくのですが、ほぼラストまで「オレンジ!オレンジ!楽しいオレンジ!」と歌わんばかりのシトラス感が居座り続けます。

落ち込んでいるときにシュッと一吹きすると、モスキーノのサイケデリックな服着たオレンジの妖精さんが現れて、「ほらほら、元気出しなさいよ!」とビンタをかました後、「もーう、しょうがないなぁ!」とハグしてくれる、まさに「Funny!」な香水です。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏 / デイタイム

ペリーエリス ナイト


『ペリーエリス ナイト』
* Perry Ellis Night *
香調:シプレ <メンズ>

シャープで清らか。
凛としたシトラスと、ダークな木や苔の香りがマッチした、静かな香りです。

2010年発表

<トップ> ブラッド・オレンジのジューシーで甘酸っぱい、深みのある香りがあふれ出し、ポメロがすっきりとした明るい柑橘ニュアンスを、シトラス・リーブス(柑橘系の葉)がソフトで淡いグリーン感を絡めます。

<ミドル> ユズ(柚子)のシャープな酸味とビターな果汁感が爽やかに広がり、シダーウッドが甘さとスパイシーさを併せ持った落ち着いた木の香りを、ゼラニウムがほのかなフローラルトーンを重ねます。

<ラスト> アンバーウッドとモス(苔)が暗く静かな森の気配を漂わせ、ブラック・ムスクが柔らかな甘さとパウダリー感で全体に深みを与えます。


*落ち着いたブラッド・オレンジの香りが、苦みとスパイシーさをまとった柚子&シダーへと深まり、ゆっくりと夜が更ける様に、静かで甘い森の香りに溶けていきます。


粋なシトラスと品の良いシプレが奏でる、ユニークで男前な香り。

シプレといっても重すぎず、暗すぎず、現代的で都会的。
ブラッドオレンジと柚子の、他のシトラス系よりも甘酸っぱさや苦みのたったシャープな香りと相まって、とても深みや雰囲気があります。

オフィスやフォーマルにも合うシックな表情なのに、どんな気分やテンションの日でも、付けていてとても心地の良い、肩肘の張らない香りなので、「俺の相棒的な香水」を探す方におすすめ。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム・ナイトタイム

ディプティック オーデサンス


『ディプティック オーデサンス』
* Diptyque Eau des Sens *
香調:シトラス・アロマティック <ユニセックス>

ハーバルで華やか。
癒し効果抜群の、澄みきった香りです。

2016年発表 * 調香師 Olivier Pescheux

<トップ> オレンジブロッサムのフレッシュで清らかな花の香に包まれて、ビターオレンジ(ダイダイ)がキリリとした、明るい苦みと酸味を広げます。

<ミドル> ジュニパーベリー(お酒のジンの香りづけに使用される、ウッディー調のハーブ)のシャープで快活な香りが、トップからのシトラス&フローラルに躍動感を与えるように、スラッと立ち上がります。

<ラスト> アンジェリカの大地を感じさせる力強くスパイシーなハーブの香りに、パチュリがオリエンタルでスパイシーなグリーン感を重ねます。


*明るいオレンジブロッサム&ビターオレンジが、ジュニパーベリーのスッキリ感と不思議なハーモニーを奏で、まろみを帯びながら、スパイシーなアンジェリカに溶けていきます。


シトラス・フローラル・ハーブの3つの要素を一本で堪能できる、香りの変化が素敵な香水。

ユニセックスですが、トップのオレンジブロッサムが華やか&甘めに香るため、真夏は男性には重そう。また、ミドル以降はスッキリとしたハーバル調ですが、香り方はとてもマイルドな癒し系です。

香り自体の美しさもさることながら、ただ目を閉じて、肌にまとったときの心地よさや解放感、輝きを感じてみて欲しい、体感型のフレグランスです。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

シャネル ココマドモアゼル


『シャネル ココ マドモアゼル』
* Chanel Coco Mademoiselle *
香調:フレッシュ・オリエンタル <レディース>

優雅でセンシュアル。
パチョリやローズと香る、甘く爽やかな香りです。

2001年発表 * 調香師 Jacques Polge

<トップ> シチリア産オレンジとマンダリンの甘く瑞々しい香りがあふれ出し、カラブリア産ベルガモットが品のある優しい苦みと酸味を、オレンジブロッサムがクリーンなフレッシュ感を絡めます。

<ミドル> ターキッシュ・ローズ(トルコローズ)の紅茶ニュアンスの爽やかな香りがゆったりと広がり、ジャスミンがすっきりとした明るいグリーン感を、イランイランが濃密でセンシュアルな華やかさを、ミモザがバニラとナッツを混ぜたような芳ばしい甘みを絡めます。

<ラスト> インドネシア産パチョリのオリエンタル感あふれるスパイシーなハーブの香りがスカッと広がり、レユニオン産バニラが華やかで明るい甘さを、ホワイトムスクがピュアで官能的なパウダリー感を、トンカビーンが杏仁や桃の葉を混ぜたような繊細な芳ばしさを絡める。そこに、ハイチ産ベチバーがスモーキーで静かなウッディー感を、オポポナックス(スウィートミルラ)がエキゾチックで甘い樹脂の深みを重ねます。


*優雅でフレッシュなオレンジの香りが、センシュアルなローズ&ジャスミンへと華やぎ、明るさを保ったまま、異国情緒あふれる甘いバニラ&パチョリへと落ち着きます。


誰でも一度は憧れたことがある、綺麗なお姉さん。
優しい笑顔や、サラサラの髪、ふわっとした白い肌に、桃色の唇。

黒曜石のような瞳は絶えず輝くのに、ふとした瞬間によぎる寂し気な笑みが淡い影となって、どこか儚げな、守ってあげたくなるような雰囲気をつくる。

しっかり者で凛とした女性だけれど、強すぎない。
ぽかぽかとした陽だまりのように優しく癒してくれるのに、女神めいた健全なセクシーさを兼ね備えている。



――そんな理想のフェミニン像を描き出す、美しい香り。

トップ、ミドル、ラストの変化がはっきりしていて、それぞれオレンジ、ローズ、パチョリを強く感じられます。

さらに、どの瞬間にも素材の持ち味がとても活きており、複雑さや深みを感じさせつつも、浮き上がるような個々の素材の表情に、全体として透明感、明瞭さがもたらす心地よさを感じることができます。(香りが団子状態になっておらず、炒飯に例えるならば「完璧なパラパラご飯と具材を、卵がまろやかにまとめている」といった印象です)

甘いといえば甘いのですが、シトラスのもたらす苦みや酸味、パチョリのスパイシー感やグリーン感が派手に重なるため、蒸し暑い夏でも、気持ちよくまとえます。

フェミニンな華やかさや、強かな表情のハーバル感、癒しと爽やかさを印象づける柑橘感。
そんな異なる表情全てを支える、シャネルらしい官能的な甘さが常に利いた、一流ブランドならではの奥深い香りです。

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[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

フローラ バイ グッチ ガーデン グロリアス マンダリン


『グッチ フローラ バイ グッチ ガーデン グロリアス マンダリン』
* Gucci Flora by Gucci Glorious Mandarin *
香調:フローラル・フルーティー <レディース>

陽気でフレッシュ。
ピニャコラーダと踊る、華やかなマンダリン香水です。

2012年発表

<トップ> マンダリン・オレンジのジューシーでまろやかなシトラス感がふんわりと広がり、ピオニーが石鹸めいたフレッシュな華やかさを絡めます。

<ミドル> ピニャコラーダ(ラム酒をベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを混ぜたカクテル)をイメージした、ミルキーな甘さをパートーナーに従えたトロピカルなフルーティー感がクルクルと踊り出し、ジャスミンがスポットライトを当てる様に、スッキリとした明るいグリーン感を重ねます。

<ラスト> ホワイト・ムスクの清潔感あふれるソフトなパウダリー感がゆったり広がり、アンバーが温かみのある豊かな甘さを、クリーミー・ウッディー・アコードが深みのある落ち着いた木のニュアンスを添えます。


*優しいマンダリン&ピオニーが、甘いパイナップル&ジャスミンへと高まり、ふんわりと、リッチなムスクにとろけます。


フルーティーな明るさとフローラルな美人っぽさが融合した、綺麗系の香り。

ミドル以降からは、グッチ香水らしいエレガントなパウダリー感が全体を支えており、高級感があります。

「オレンジ系の元気さが欲しいけれど、爽やかすぎるのは落ち着かない」という方や、「フローラルもフルーツも選べない!どっちも楽しめるものが欲しい」という方に最適。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム

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コメント

  1. 茉莉花 より:

    エリザベスアーデンの『サンフラワー』もシトラス系の香りですよ(^^)
    炬燵に足を突っ込んで食べる、甘く熟した蜜柑の様な香り。
    中々ホッとする様な、心温まる香り(笑)
    シトラス系では珍しく、香りの持ちが良いです。
    一度お試しあれ。

    1. リリー より:

      炬燵みかん!!
      心温まるシトラス系って、とても貴重なタイプですね(笑)
      めっちゃ惹かれます&是非試してみます(*´▽`*)
      名前も素敵。

  2. 茉莉花 より:

    因みに、私、マドモワゼルの方は持っていませんが、姉御的存在の、元祖ココを所有してます(^^)
    マドモワゼルの方は日本ではチャンスやアリュールと並び人気ですが、元祖ココは、海外では定番の香水なんだそうです。
    マドモワゼルの方とは打って変わって、迫力タップリのスパイシーオリエンタル。
    三代目専属パフューマー、ジャック・ポルジュ師が、シャネルに専属パフューマーとして就任して初めて手掛けた、記念すべき香水。
    ジャック・ポルジュ師は、シャネルに就任する前、エマニュエル・ウンガロの香水も手掛けており、元祖ココが生まれる前の年、1983年に、エマニュエル・ウンガロのファーストフレグランス、『DIVA(ディーヴァ)』を手掛けています。
    シャネルの専属パフューマーになった後も、エマニュエル・ウンガロの香水を手掛けており、1987年には、『SENSO(センソ)』を誕生させています。
    センソは残念ながら、廃番になってしまいましたが、DIVAは、今でも現行で製造販売されている、ロングセラー。
    ローズをふんだんに使った香水で、そこに、オークモスやシベット、パチュリー等が絡み、花々の咲き乱れる森に現れた美しい女神を思わせる様な、幻想的な香り。
    私的には、ロベルト・カプチの『カプチ・ド・カプチ』に近い香りで、好みです。
    カプチ・ド・カプチは、オリエンタル寄りのウッディシプレーですが、DIVAは、フローラルグリーン寄りのウッディシプレーと言ったところ。
    ラストノートがとてもソックリ。
    カプチ・ド・カプチは、輪郭のはっきりとした、香りですが、DIVAは、霞が掛かっている様な、淡く優しい香りですね。
    DIVAのボトルは、とても凝っていて、エマニュエル・ウンガロのドレスを模しているとか。

    1. リリー より:

      元祖ココ、いいですね。私も大好きです(*´▽`*)
      海外でのココの人気っぷりと日本でのマドモワゼル人気は、まさに西洋ウケする香水と日本ウケする香水の、典型的な香りの例の一つようにも思います。
      DIVAってジャック・ポルジュ師の作品だったのですね。シャネルのイメージが強すぎて、びっくり。というかウンガロはあの何とも言えない窓のような形のボトルのシリーズのイメージが強くて忘れがちなのですが、DIVAもウンガロでしたね。
      DIVAのボトル、一見するとブランデーボトルのようでいて、その実流れるような本体のガラスの襞が美しい、不思議なデザインですよね。ドレスを模していたとは、なるほど納得です。ああいう女神ちっくな優雅なデザインって、本当に素敵。
      『カプチ・ド・カプチ』は嗅いだことがないのですが、『輪郭のはっきりとしたウッディシプレ―』は、とても良さそうですね。
      シプレ系は奥が深く、いくら集めても集めたりません(*´ω`)

  3. 茉莉花 より:

    ココは、イヴ・サンローランのオピウムと、オリエンタルキングの座を争った関係。
    最終的にはココに軍配が上がった様です。
    しかし、私としては、オピウムこそが王者に相応しいと思っています。
    ココも好きですが、やはりオピウムには敵いません。
    オピウムが見せる闇は、これまでの誕生秘話の裏打ちによるもの。
    当にデカダンの極み。
    ココは未だ『女らしさ』を残していますが、オピウムは、女らしさを意識させない香り、というより、『トランスヴェスタイトな香り』と言っても過言ではない。
    とある香水のレビューサイトで『オピウムは、おじいさん的存在、ココはおばあさん的存在』というのも何となく分かる気がします。
    私がオピウムに軍配を上げるのは、私の内面と、オピウムが共鳴しているからなのかもしれません。
    カプチ・ド・カプチは、既に廃番になっているそうで、ミニボトル位であれば、ネットフリマで見つかると思います。

    1. リリー より:

      哲学的な趣のあるオピウムのような存在こそ、私も王者に相応しいものと思います。
      といえども世の中の多くの評価は、大多数の支持を得たものに、より高く与えられがちなので、現在のココとオピウムの評価は、そういった意味では自然だなあとも。
      オピウムの支持者がココより少ないといった単純な意味ではなく、そもそも哲学であったり芸術、学術などを理解し、尊重できるだけの知的素養と環境に恵まれた層(人口)は、そういったものと無縁な層に対して、圧倒的に絶対数が少ないという意味です。
      それはどちらにとっても優劣はなく、私は、そういったものと親しめるだけの教育を受けられることは、誰しもが当たり前に与えられるものではない、幸運な贈り物であると認識しています。
      ……言葉を選び過ぎて回りくどいのですが、内面の複雑さや精神性といったものを理解できることや、芸術や学問を愛せることは、たとえ多くの人には理解されずとも、誇るべき、大切な人間性の一つであると思います。
      また、一般的にいわゆるインテリと呼ばれる層になるほど、肉体的な性別を超え、知性や精神性などを尊重できる傾向にあるため、そういった意味でも、オピウムのような「あえて女性性を強調しない」スタイルは、高尚であると感じます。
      おじいさん的、おばあさん的といった意見も確かに興味深いですが、香水でもその他のものでも、私は必ずしも生物学的あるいは社会学的な性別を引き合いに出す必要はないかなあとも思います。

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