戦う男に!スパイシーな香りのおすすめメンズ香水11選

何物をも恐れず、屈せず、正々堂々と立ち向かうとき、心を鼓舞してくれる力強い相棒。
スパイシーな香水は、闘争心を高め勇気と活力を与えてくれる、「香りの鎧」です。

甘い香りや爽快な香り、ビタースウィートなセクシー系から、マッチョでダークな香りまで、その表情は様々。
気分に合わせて、香水を着替えてみましょう。

☆特に甘めの香りやチョコレート、タバコ(葉巻)の香りはこちら⇒ほろ苦くて甘い香りのメンズ香水7選【ビタースウィート】に再編成しました。

ジバンシー キセリュズルージュ(唐辛子とサボテン)

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ジバンシー キセリュズ ルージュ
* Givenchy Xeryus Rouge *
香調:オリエンタル・フゼア <メンズ>

フレッシュで鮮やか。
燃える様に熱い、甘くてフルーティーな香りです。

1995年発表 * 調香師 Annick Menardo

<トップ> クムクァット(キンカン)のキリリとした酸味にフルーティーな甘さの混じった明るいシトラス感が広がり、カクタス(サボテン)があっさりした草ニュアンスのグリーン感を、タラゴンが仄かに苦いハーバルな甘みを絡めます。

<ミドル> レッド・ピメント(赤唐辛子をイメージしたファンタジーノート)の刺激的でホットなスパイシー感があふれ出し、アフリカン・ゼラニウムがローズにレモンを混ぜたような明るい華やかさを、シダーリーフ(針葉樹の葉)がフレッシュで爽やかなグリーン感を添えます。

<ラスト> シダーのほんのりスパイシーで甘い、エネルギッシュなウッディー感(木の香り)に、サンダルウッド(白檀)がミルキーでまろいオリエンタル感を、アンバーが温かみのあるセクシーなアニマル感を絡めます。


*グリーンニュアンスの柑橘の香りが、ハーバルで華やかな赤唐辛へと高まり、ゆっくりと、甘くミルキーな木の香りに落ち着きます。

危険でセクシーな男を印象づける、絶妙な甘さとスパイシー感、艶っぽさが人気の、知る人ぞ知るジバンシーの名作。

テンションの高い、弾けるようなスパイシー感がぴったりと情熱に寄り添いつつ、同時に陽気で甘いフルーティー感が、ともすれば負に転びそうな激しい感情を、前へ、希望へと導いてくれる、ワルだけど面倒見のよい「怒れる兄貴」のような香りです。

官能的な気分になりたいときはもちろん、血が滾っているとき、怒りをパワーに変えたいときにも最適。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

クリスチャンディオール ファーレンハイト(バイオレット&レザー)

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クリスチャンディオール ファーレンハイト
* Christian Dior Fahrenheit *
香調:ウッディ・フローラル・ムスク <メンズ>

モダンでメタリック。
これ以上なく男らしい、華麗で完成度の高い香りです。

1988年発表 * 調香師 Jean-Louis Sieuzac, Maurice Roger

<トップ> マンダリン・オレンジのジューシーな甘さに、ベルガモットがフルーティーな苦みと酸味を、レモンがキラキラとした明るさを絡める。それらのバランスの良いシトラスミックスに、ラベンダーがスッと鼻に抜けるようなクリーンなビタースウィート感を、カモミールが林檎と草を混ぜたようなフレッシュなハーバル感を、ナツメグフラワーとシダーがアーシーで落ち着いたニュアンスを、ホーソン(西洋サンザシ)が霞がかったソフトな甘さを絡めます。

<ミドル> バイオレット・リーフ(スミレの葉)のキン、としたメタリックでウォータリーなグリーン感があふれ出し、ナツメグがほろ苦くて甘い、まろやかなスパイシー感を絡める。そこに、シダー(針葉樹系ミックス)とサンダルウッド(白檀)がミルキーな甘さの中に爽快なスパイシー感の混じった情熱的なウッディー感を、ハニーサックル(忍冬)がフルーティーで蜂蜜風味の華やか感を、ジャスミンが草の葉のようなセンシュアルなグリーンフローラル感を、カーネーションがピリリとしたスパイシーで優雅なアクセントを添えます。

<ラスト> レザーのスモーキーで力強いアニマル感があふれ出し、パチョリがスパイシーなハーバル感を、ベチバーが大地の香りのドライなウッディー感を絡める。そこに、ムスクが甘いパウダリー感を、アンバーが温かみのあるオリエンタル感を、トンカビーンがバニラと杏仁を混ぜたような繊細な芳ばしさを絡め、全体に深みを出します。


*ハーバル感の混ざった明るい柑橘の香りが、ビタースウィートで華やかなバイオレットリーフへと高まり、ゆっくりと、スモーキーで甘いレザーノートに落ち着きます。

雄々しさマックスのウッディー系レザーを基調に、硬質なグリーン感やウォータリー感といった、爽やかでモダンな表情がキラキラと輝く、エネルギッシュで華麗な香り。

昨今主流のライトで中性的な香水とは一線を画す、重めであくの強い、マッチョな系統の香りではありますが、この香水は実際に肌に付けてみると、意外なくらい繊細に体臭と混ざり合って、何とも優美でセクシーな、独特の心地よいマスキュリン感へと落ち着いてくれます。

「仕事のできる男」をアピールできる誠実な男臭さと品格を備えており、女性ウケも抜群。
坊やお断りの、「本物の大人の男性」の香りです。

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[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

アラミス アラミス(レザー&アルデヒド)

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アラミス アラミス
* Aramis Aramis *
香調:ウッディ・シプレ <メンズ>

ダンディーでパワフル。
時代を超えて愛され続ける、シプレ系の名香です。

1966年発表 * 調香師 Bernard Chant

<トップ> アルデハイドの温かみのある華やかな脂感がゆったりと広がり、ミルラ(没薬)がスパイシーでまったりとした樹脂の甘さを、シナモンがコクのあるビタースウィート感を添える。そこに、アルテミシア(ワームウッド/ニガヨモギ)が苦みのあるハーバルなグリーン感を、タイムがレザーニュアンスのスパイシー感を、クローバーが草ニュアンスの甘さを、ガーデニア(くちなし)が旨味のある華やかさを、ベルガモットがフルーティーな柑橘感を絡めます。

<ミドル> パチョリのオリエンタルでスパイシーなハーバル感があふれ出し、カルダモンが清涼感のある爽やかな樹脂ニュアンスを、セージがスッと抜けるようなマイルドなスパイシー感を絡める。それらのスパイシーなノートに、ジャスミンが草の葉ニュアンスの明るいグリーンフローラル感を、オリスルートが大地の香りのソフトなパウダリー感を添えて、色味と深みを出します。

<ラスト> レザー(革)のスモーキーなアニマル感が低くあふれ出し、オークモスがインクを思わせる地衣類的な苦みを、ベチバーがかび臭さにも通じる重いウッディー感を絡める。そこに、ムスクの甘いパウダリー感がしっとりと巻き付き、サンダルウッド(白檀)とココナッツがミルキーな甘さを、アンバーがアニマリックなセクシー感を添えます。


*温かみのあるハーバル感が、スパイシーで華やかなパチョリへと高まり、ゆったりと、ウッディー感の効いたレザーに落ち着きます。

100種類以上の香料を品良くまとめ上げた、エレガントで華やかなレザー香水。
紳士的な雰囲気をまといつつも意外に男くささは抑えられた、宝塚のような「男装の麗人」を彷彿とさせる、ファンタジックな香りです。

フローラル感が強く、甘さは抑えめ。ハーバルなスパイシー感やクラシカルな趣きが気に入れば、レザー系香水の中でも比較的纏いやすい一本です。

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[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★★
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

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イヴサンローラン ラニュイドロム(影のあるスモーキー・カルダモン)

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イヴサンローラン ラ ニュイ ド ロム
* Yves Saint Laurent La Nuit de l`Homme *
香調:ウッディ・スパイシー <メンズ>

クリーンでスモーキー。
洗練された、都会的な香りです。

2009年発表 * 調香師 Anne Flipo, Pierre Wargnye, Dominique Ropion

<トップ> ラベンダーのクリーンで僅かにほろ苦いハーバル感がゆったりと広がり、レモンがキリリとした硬質な酸味を、ベルガモットがフルーティーで上品なシトラス感を絡めます。

<ミドル> カルダモンのスッと鼻に抜けるような清涼で甘いスパイシー感があふれ出し、クミンが刺激性のシャープな酸味とほろ苦さを、ブラックペッパーがキリリと締まった明るい辛味を添えます。

<ラスト> ベチバーの重く土っぽいスモーキー感に、シダーがスパイシーなニュアンスの混じった薄暗いウッディー感を、クマリンがバニラに苦みと芳ばしさを加えたような繊細な甘みを絡めます。


*酸味の混じったラベンダーが、シャープなカルダモンへと高まり、ゆっくりと、スモーキーで甘いウッディーに落ち着きます。

都会の摩天楼、煌くビルの谷間に吹き抜ける、一陣の夜風のよう。スパイシーでスモーキー、程よく甘いヘビーなウッディー感がとても情熱的なのに、どこか冷ややかな印象の混じった、影のある香りです。
かなりはっきりカルダモンが香るので、カルダモンがお好きな方にはこれ以上ないくらいドストライクな一本。

ビジネスやフォーマルなシーンにもばっちりですが、シンプルなシャツや甘めセーターにサラリとこの香りをまとわれたら、かなりの数の女性がクラッとします。本当に素敵。知的で洗練された、完成度の高い作品です。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

エルメス テールドゥエルメス(オレンジ&ベチバー)

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エルメス テール ドゥ エルメス
* Hermes Terre d’Hermes *
香調:ウッディ・スパイシー <メンズ>

TERRE=大地。
質実剛健で合理的、清々しい香りです。

2006年発表 * 調香師 Jean-Claude Ellena

<トップ> オレンジのジューシーで明るい香りがあふれだし、グレープフルーツがスラッとした苦みを添えます。

<ミドル> ペッパー(胡椒)のキリリと締まったスパイシー感に、ゼラニウムがローズにレモンを足したようなエレガントな華やかさを絡めます。

<ラスト> ベチバーのスモーキーなウッディー感がゆったりと広がり、シダーが甘さとスパイシー感の混ざったくすんだ樹木の香りを添える。そして、それらを支える様にパチョリがオリエンタルで力強いハーバル感を、ベンゾイン(安息香)がバニラのテンションを低くしたようなまったりとした甘い樹脂の香りを絡めます。


*シャープな苦みのオレンジが、熱を帯びながら華やかさとスパイシー感をまとっていき、ゆっくりと、スモーキーなウッディーノートに落ち着きます。

香水にはムエットに付けたときとほぼ同じ香り方をするものもあれば、体臭と馴染んで大化けするものもあるのですが、これはまさに後者。
人間の脂っぽいニオイとミラクルな結合をして、なんともさっぱりとしたイケメン臭(?)、髪型に例えるならGIカット、国立公園に例えるならロッキー山脈国立公園のような、質実剛健な清々しい空気を醸し出します。

「爽やかな香りがいいけれど、チャラいのは嫌。学生っぽいのも論外。仕事モードな気分を高めてくれる、バリッとしたやつ」をお探しで、性格的には、(ストレートにスパイシーではっきりとした香りなので)、アグレッシブな方に最適。

体臭を気にしてライトな香り以外は手を出したことがないという方や、(良くも悪くも)「男くさい」と言われる方に是非とも試してほしい、大人の男のための香水です。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

カルティエ デクラレーション(美麗シトラス)

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カルティエ デクラレーション
* Cartier Declaration *
香調:ウッディ・フローラル・ムスク <メンズ>

シャープで繊細。
完成度の高い、高貴で美しい香りです。

1998年発表 * 調香師 Jean-Claude Ellena

<トップ>ビターオレンジ(ダイダイ)の苦くて酸っぱいエレガントなシトラス感があふれ出し、ベルガモットがアロマティックで明るいニュアンスを、マンダリンがジューシーな甘みを添える。そこに、バーチ(カバの木)が燻製されたようなスモーキーで重いレザー調のウッディー感を大胆に絡め、キャラウェイ(姫ウイキョウ)が甘くてシャープな、コリアンダーがスッと抜けるようなオレンジ風味のスパイシー感を絡める。そして、それらの奥でそっと、アルテミシア(ワームウッド/ニガヨモギ)がビターで洗練されたグリーン感を、ネロリ(ビターオレンジの花から採れる精油)がシトラス調の清らかなフローラル感を輝かせます。

<ミドル> グアテマラ・カルダモンの清涼で甘い、樹脂ニュアンスのスパイシー感がゆったりと広がり、ペッパーがホットでキリリとした、ジンジャーが明るくシャープな、シナモンが温かみのあるビター・スウィートなスパイシー感を絡める。そして、ジュニパーが苦みと酸味の混じったウッディー調のハーバル感を、アイリス(ニオイアヤメ)とオリスルートが大地を感じさせるソフトなパウダリー感を、ジャスミンが草の葉にも似た爽やかなグリーンフローラル感を添えます。

<ラスト> タヒチアン・ベチバーの土っぽく重いウッディー感がスモーキーに広がり、オークモスが森の地面のような苔むした苦みを、ティーが柔らかなグリーン感を絡める。そして、シダーがまったりとした甘みの中に爽やかなスパイシートーンの混じった、エネルギッシュなウッディー感を、レザーが乾いたソフトなアニマル感を、アンバーが温かみのあるオリエンタルな甘みを添えて、香りに深みを出します。


*苦みと酸味の強いウッディー調のシトラス感が、ほろ苦くて僅かにパウダリーな甘いスパイシー感へと高まり、ゆっくりと、スモーキーでアニマリックな森の香りに落ち着きます。

ため息が出るほど美しい、完成度の高いシトラス系ウッディー。
まろみのある繊細なスパイシー感に、スモーキーな質感、絶妙に効いた苦みがたまらなく男前です。

爽やかなだけじゃ物足りない、知性ににじむ熱い野心。他者を攻撃するよりも、自己を律して力強く在りたい。
そんな人に似合う、潔い香り。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ダンヒル エディション(シトラス&ウッディー)

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ダンヒル エディション
* Alfred Dunhill Dunhill Edition *
香調:アロマティック・フゼア <メンズ>

ソフトで華やか。
朗らかで男らしいウッディー調の香りです。

1984年発表 * 調香師 Alain Astori

<トップ> アマルフィー・レモンとベルガモットの上品で苦みのあるシトラス感がゆったりとあふれ出し、ナツメグがまろやかで甘い、素朴なスパイシー感を、ラベンダーが清潔感あふれるハーバルな華やかさを絡めます。

<ミドル> クラリセージのすっきりとしたハーブ調にレザーが混じったような、独特の静けさをたたえた香りが広がり、ゼラニウムがレモニーな薔薇に似た、澄んだフローラル感を絡める。それらを支える様に、ジャスミンが草の葉のようなソフトな華やかさを、カーネーションがバニリックなほのかな甘みとスパイシー感を、シクラメンがクリーン感とフレッシュ感を添えます。

<ラスト> ベチバーのスモーキーで土っぽいウッディー感に、ファー(モミ)がフレッシュで温かな甘みを、オークモスが森の地面のような苔むした苦みを絡める。そこに、ヴァージニア・シダーが甘さの中にスパイシー感の混じった豊かな木の香りを、トンカビーンがバニラに塩気を加えたような繊細な芳ばしさを、アンバーが甘いオリエンタル感を添えます。


*甘いスパイシー感の混じったソフトなレモン&ベルガモットが、ハーバルで明るいフローラル調へと高まり、ゆったりと、温かみのある爽やかなウッディーに落ち着きます。

「心地よい」という表現がこれほどしっくりくる香水もあまりない。
シトラスとウッディーがストレートに感じられるようでいて、その実まろやかに、ソフトに仕上げられた香り。

フローラルとスパイシー感がそこかしこに潜んで、香りを磨き、和らげ、明るく調えているのに、全体の印象はしっかりと男らしい。「男らしい」と言ってもマッチョな男臭い系ではなく、包容力や威厳、逞しさを兼ね備えた、幼い頃に憧れた理想の父親や師匠、上司を思わせる、温かな男らしさ。

「趣味の良い香り」といっては他にかどが立つようで何ですが、他に適切な言葉が見つからないくらい、とにかく心地よく、安心できる香りです。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ラリック プールオム エキュウス(ジュニパー&セコイア)

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ラリック プールオム エキュウス
* Lalique Pour Homme Equus *
香調:オリエンタル・スパイシー <メンズ>

超絶ウッディー!
高貴で流麗、浮世離れした美しすぎる香りです。

2001年発表 * 調香師 Emilie (Bevierre) Coppermann

<トップ> ベルガモットの上品でアロマティックなシトラス感に、レモンとシトロンがドライで硬質な酸味を絡めます。

<ミドル> ジュニパー(お酒ジンの香り付けに使用されるハーブ)のライムのような苦みと酸味の混じったウッディー感があふれ出し、カルダモンが清涼で甘い樹脂のようなスパイシー感を、ナツメグとメースが土っぽいまろやかなビタースウィート感を絡める。そこに、バイオレットリーフがメタリックで瑞々しいグリーン感を、ブラジリアンローズウッドが薔薇のようなフローラルトーンを含んだ木の香りを添えます。

<ラスト> セコイア(ヒノキ科セコイア属の常緑針葉樹)とベチバーの力強く重いウッディー感がゆったりと広がり、レザーがドライでアニマリックな気配を、ムスクとベンゾインが温かみのあるセクシーな甘みを、アミリスが白檀にも似たミルキーで優しいウッディー感を添えます。


*流れ星のようにキラッと酸っぱいシトラスが通り抜け、スパイシーで爽快、ビタースウィートなウッディー&ハーバルへと突入。次第にストレートなウッディー感がスモーキーに立ち込め、一歩後ろから温かな甘みが絡みます。

澄みきった静けさに、磨き上げたようなキラキラ感、幻想的な温もりが融合した美しい香り。
マッチョになりがちなスパイシー系ウッディーを、こんなにも綺麗に、繊細に描いた香水は他にありません。

森や草原を全速力で駆けたときに感じる、あの独特の清々しさ。吸い込む空気がいつもよりずっと軽くて、肺の形を知覚できそうなくらいキュッと胸の内に入り込んだかと思ったら、それが一瞬で全身の細胞へと染み込んでいく、これが地球で生きるってことなんだと感動するような、切ないくらいに鮮やかな、ナチュラルな大地の香り。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

ギラロッシュ ドッラカーノワール(暗いオークモス&レザー)

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ギラロッシュ ドッラカーノワール
* Guy Laroche Drakkar Noir *
香調:アロマティック・フゼア <メンズ>

シャープで苦い。
痛みに満ちた、ダークな香りです。

1982年発表 * 調香師 Pierre Wargnye

<トップ> ラベンダーのクリーンでほろ苦いハーバル感がゆったりと広がり、ローズマリーが粗野でシャープな薬っぽさを、レモンがキンとした硬質な酸味を、ベルガモットがフルーティーな苦みを絡める。そこに、レモンバーベナがシトラスニュアンスのフレッシュな華やかさを、ミントがペッパーで涼やかなグリーン感を、バジルが快活なスパイシー感を添えて、香りに勢いと躍動感を出します。

<ミドル> ジュニパーのウッディー感(木の香り)に苦みと酸味を混ぜたような香りがシャープに広がり、シナモンが温かみのあるビター・スウィート感を、コリアンダーがスッと抜けるようなオレンジニュアンスのスパイシー感を絡める。そこに、カーネーションがピリリとした辛味にバニラのような甘さの混じったフローラル感を、ジャスミンが草の葉のようなグリーンニュアンスを、アンジェリカが硬さのあるハーバルな甘みを、ワームウッド(アルテミシア/ニガヨモギ)が暗い青さの混じった苦みを添えます。

<ラスト> オークモスの苦く苔むした森の地面のような香りがあふれ出し、ファー(モミ)が爽快な、ベチバーが重くスモーキーな、パインツリー(松の木)が針葉樹の力強くフレッシュな、シダーがまったりとした甘みにスパイシーさの混じったような、複雑なウッディー感を重ね合わせる。そこに、レザー(革)が刺激性の乾いたアニマル臭を大胆に絡め、サンダルウッド(白檀)がミルキーな、アンバーが温かみのあるオリエンタルな甘みで深みを出し、パチョリがハーバルなスパイシー感で、ロックなアクセントを添えます。


*柑橘ニュアンスのクリーンなハーバル感が、シャープで苦いスパイシー感をまといだし、じくじくと、暗いウッディー&レザーに流れていきます。

虚勢を張った荒々しいダンディズムの裏で、自暴自棄に刺激を欲しがり、痛みと自己嫌悪にのたうち回っているような香り。

陰鬱な重苦しいウッディー・グリーンに、刺々しいスパイシー感、「生きてるんだ!」とでも言いたげな強く野性的なアニマル臭。

月の見えない夜の底、永遠に続くかのような深い森の中で、手負いのヘラジカが一頭、孤独に彷徨い歩いている。
虚ろな、けれどもその瞳の奥には生と欲望が燦然と輝き、目に映る世界、全身を包み込む禍々しい闇も静謐な森の空気も、全てが自分のものだと信じている。否、飲み込まれまいと必死に耐えている。

そんな、痛みに満ちた香り。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

アムアージュ エピック(お香&ウッディー)

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アムアージュ エピック
* Amouage Epic Man *
香調:オリエンタル・ウッディ <メンズ>

幽玄にして妖艶。
スパイシーを極めた幻想的な香りです。

2009年発表 * 調香師 Randa Hammami

<トップ> ピンクペッパー(ポワブルロゼ)の薔薇ニュアンスのモダンで華やかな香りがあふれ出し、ナツメグとメースがまろやかでオリエンタルなビタースウィート感を、サフランがアーシー感にレザーのようなアニマル感が混ざったほろ苦さを絡める。そこに、オリバナム(フランキンセンス/乳香)がウッディー調でドライな甘さを、カルダモンが樹脂のような清涼で甘いスパイシー感を、キャラウェイ(姫ウイキョウ)がシャープで軽やかなスパイス感を添えます。

<ミドル> ミルラ(没薬)のスパイシーでまったりとした、濃厚で甘い樹脂の香りがしっとりと広がり、ゼラニウムがロージーでレモニーなハーバル感を絡めます。

<ラスト> アガウッド(オード)のナッティーでかび臭さの混じったウッディー感に、インセンス(お香)の濃厚で神秘的な樹脂の香りが妖しく絡みつく。そこへレザーとカストリウムが気配のように密でドライなアニマル感を、サンダルウッド(白檀)とシダーがクリーミーで甘いウッディー感を、パチョリがスパイシーなオリエンタル感を、スチラックス(蘇合香)が繊細で甘い樹脂の温もりを絡めます。


*薔薇ニュアンスの華やかな炎が燃える中、アーシーなビタースウィート感が濃厚なミルラへと蕩け出し、センシュアルな空気を膨らませながら、アニマリックでウッディーなお香へと沈んでいきます。

「香り」と言うよりも何か「妖しい気配」を身に纏うような、複雑で神秘的な作品。
まったりとした甘みと完全に溶け合った種々のスパイシー感が、もうもうとした煙を思わせる徹底的にドライな質感の中で、次々と花開いていきます。

終始この世とあの世を揺蕩うような地属性のとろけた匂いが漂い、掴みどころのない、まるで樹脂の甘みに生命を吹き込むかのような強いアニマル臭が見え隠れするのが、なにか妖魔かジーニーでも呼び出してるんじゃないかと錯覚するくらい、スピリチュアル。

纏う人をかなり選ぶ香水ですが、お香や樹脂、アニマル感やスパイシー感がお好きな方であれば、かなりハマる香りです。
(※ペアフレグランスとして女性向けの同名香水「アムアージュ エピック」も出ており、そちらは薔薇が大胆に香るオリエンタル・フローラル調。ボトルがよく似ているのですが、キャップがドーム状のものがレディース、キャップが扇形のものがメンズです)

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[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

カルバンクライン エンカウンター(ラム酒&コニャック)

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カルバンクライン エンカウンター
* Calvin Klein Encounter *
香調:オリエンタル・ウッディー <メンズ>

ダークでエキゾチック。
それがガラリと表情を変える、香りの変化が奇妙で秀逸。

2012年発表 * 調香師 Honorine Blanc, Pierre Negrin

<トップ> ラム酒の芳醇でハイな甘さがあふれ出し、カルダモンがオリエンタルで清涼なスパイシー感を、マンダリンオレンジがフレーバーシロップ的な柑橘の香りを絡めます。

<ミドル> コニャックがオーク樽ニュアンスの効いた洗練されたお酒感を広げ、ペッパー(胡椒)がキリリとした温かみのあるスパイシー感を、パチョリがハーバルなオリエンタル感を、ジャスミンが草の葉ニュアンスのセクシーなグリーンフローラル感を絡めます。

<ラスト> ムスクの柔らかなパウダリー感に包まれて、アガ・ウッドとシダーが暗めで落ち着いたウッディー感を低く香らせます。


*甘いオレンジ&ラム酒が、温かみのあるスパイシーなコニャックへと膨らみ、ふんわりと、ウッディーなムスクに溶けていきます。

「ダークでヘビーなカクテル→優しい石鹸系パウダリー」へガラリと表情を変える、不思議を通り越して“奇妙”な香り。スパイスはそれ自体が香るというより、「お酒のプン、とくる感じ」に一役かっている、馴染みすぎているのかストレートに出過ぎているのか悩ましい、興味深い香り方をします。

ラム酒&コニャックが嬉しくなるほど「それらしく」できており、「飲みたい気分だけど飲めない」ときのフラストレーション発散にも重宝。

複雑に熟成された“酔っ払い”な香りが、まるで悪魔のしごとの如くある種の素朴さへと還っていく、ミドルからラストにかけての絶妙なトーンの変化に、まるで憑き物が落ちていくかのような気分の良さを味わえます。

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[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

キャロライナヘレラ CH フォーメン スポーツ(マリン系シトラス)

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キャロライナヘレラ CH フォーメン スポーツ
* Carolina Herrera CH Men Sport *
香調:アロマティック・スパイシー <メンズ>

爽やかで躍動的。
ウォータリーなマリン系シトラスの香りです。

2012年発表

<トップ> グレープフルーツのクリアでエレガントな苦みと酸味がジューシーに広がり、ベルガモットがアロマティックでフルーティーなシトラス感を、セージがマイルドでハーバルなスパイシー感を絡めます。

<ミドル> 四川ペッパーのホットで力強いスパイシー感に、ジュニパーベリーがウッディー調にシトラス系の酸味を混ぜたようなハーバル感を、シー・ウォーター(海水をイメージしたマリン・ノート)が爽やかさな瑞々しさを絡めます。

<ラスト> サンダルウッド(白檀)の柔らかで甘いウッディー感に、ベチバーが土っぽいドライな質感を、オークモスが苦みのあるインクのような香りを絡めます。


*品のあるシトラスミックスが、スパイシーなマリンノートへと高まり、ゆったりと、優しいウッディーに溶けていきます。

躍動的で攻撃的なマリン系ミドルノートが、棘が抜けていくかのように次第に甘さとまろみを帯びていく過程が、なんとも感動的。スポ根ものの青春映画を香りにしたような、あふれる生命力と意志の強さ、潔さを感じさせるトーンが魅力。

ありあまるエネルギーをスポーツにぶつけて、疲れ果てて健やかな顔で眠りにつく少年を彷彿とさせる、キャロライナヘレナらしいモダンで都会的、現代っ子的な、どこか飄々とした香りです。

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
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