チャンスを逃さない、芯の強い女性の「普遍的な美」を描く、華やかでパウダリーなフレグランス。
グレープフルーツとクインスのジューシーなフルーティー感が、深いグリーン感をもつジャスミンへと移り、ラストはあたたかなムスクへと溶けていきます。
まさに「普遍的な美」という表現が似合う、しっとりと纏まった香り。
老舗ブランド、シャネルの大ヒット作「チャンス」を、よりロマンティックにアレンジした「シャネルチャンスオータンドゥル」は、芯の強さと芳醇さが魅力の作品。
どこまでもエレガントなその仕上がりは、シャネルのブランド精神を反映しています。
シャネル チャンス オータンドゥル
香調:フローラル・フルーティー <レディース>
もくじ
トップノート「アフロディーテのフルーツをシトラスがビターに彩った、芳醇な爽やかさ」
ぴりっと酸っぱいグレープフルーツの、ビターなシトラス感が鮮やかに弾ける。そこにクインス(まるめろ)の、リンゴと西洋梨を合わせたようなジューシーな香りがきらきらと広がります。
*クインスのヨーロッパ的でエレガントな香りを、グレープフルーツの酸味が爽やかに引き立てています。
クインス(まるめろ)は、ギリシャではアフロディーテの聖なるフルーツとされており、そのリンゴのような淡いでんぷん感と、西洋梨の独特な芳醇さをあわせ持った香りが特徴です。
酸味と芳醇さが美しく合わさった、ジューシーでフルーティーな香り。
ミドルノート「エレガントで力強い、自立した女性のためのフェミニン」
草の葉のようなグリーン感と艶めかしさをあわせ持ったジャスミンが華やかに立ち上り、ヒヤシンスがオイリーなグリーン感で深みを出します。
*うっとりするようなフローラルの甘さが、深いグリーン感に支えられたミドル・ノート。
ヒヤシンスの濃厚さが、ジャスミンの魅力を最大限に引き出しています。どちらもエレガントな華やかさとグリーン感を併せもっており、とても力強くフェミニンな香りです。
ラストノート「柔らかで温かい、上品なムスキー・ノート」
ムスクがパウダリーな甘さをふんわりと広げ、アイリスが土っぽさと人参のような独特の香りでアクセントをつける。その柔らかさに加わるバージニア・シダーが、くすんだウッディ感で深みを出し、アンバーがオリエンタルな温かみを添えます。
*パウダリーで温かい、バランスの良いムスキー・ノート。
アイリスとムスクを強く感じる、柔らかい香りです。しっかりとした重さをもった、シャネルらしい上品なラストノートです。
こんな方におすすめ&香りについて
* フォーマルな席にも合う、上品なフレグランスを探している
* グリーン感がしっかりと香る、華やかなフローラルを探している
* パウダリーで濃厚な香りが好き
* クインスの芳醇なフルーティー感を求めている
* 体臭に馴染む、柔らかくて澄んだ香りが欲しい
芳醇さとパウダリー感が魅力の、フローラル・フルーティーです。
グレープフルーツとクインスのジューシーなフルーティーさが、深いグリーン感をもったジャスミンへと移り、最後はあたたかなムスクへと溶けていきます。
全体を通して、とても上品でフェミニン。まとまりの良い澄んだ調合で、それぞれの素材のもつ香りの良さが充分に楽しめます。
エレガントさとパウダリー感が強い作品なので、20代以降の落ち着いた雰囲気の方におすすめ。オールシーズンのデイタイムに使える、普遍的な香りです。
この香水の付け方のポイント
腰や太ももなどに軽くスプレーするのがおすすめ。低めで服に隠れる位置につけると全身をふんわりカバーしてくれるので、柔らかく香らせることができます^^
体臭によく馴染む香りなので、体温の高いところに少量つけるのも美しいです。
穏やかに、そして何より自然に香らせると、とても上品な印象です。パウダリーな香りなので、付け過ぎには注意が必要です。
香りの成分&いろいろ
<トップノート> グレープフルーツ, クインス
<ミドルノート> ジャスミン, ヒヤシンス
<ラストノート> ムスク, アイリス, バージニア・シダー, アンバー
2010年発表
調香師 Jacques Polge