シトラス風味の涼やかなカルダモンが、フルーティーなシナモンへと深まり、ゆっくりと肌に溶け込んでいくように甘いウッディー・ノートが流れ出す、オトナ美味しい香り。
「ディオール ドルチェヴィータ」は、あたたかな日差しに包まれる様な、ノスタルジックなビター・スウィート感が魅力です。
“幸せ”を閉じ込めた、やわらかなフレグランスをご紹介します。
クリスチャン ディオール ドルチェヴィータ
香調:フローラル・フルーティー <レディース>
もくじ
トップノート「カルダモンが贅沢に香る、きらきらフルーツ」
グレープフルーツのビターな酸味をピーチがまろやかに包み込み、ベルガモットが明るいアロマテッィクさへと調える。そのフルーティーさを、リリー(ゆり)とローズ(ばら)がエレガントな華やかさで支え、カルダモンがスパイシーな甘さで香りを高めます。
*ビターに抑えられたシトラスと、ひんやりとした甘いスパイシーが絡み合った、異国情緒あふれるフルーツ・カクテルのような香りです。
ミドルノート「ふわふわビター・スウィート」
リリー(ゆり)の低いスパイシーさにマグノリアが上品なフレッシュさを絡め、ヘリオトロープがナッティーな甘さで深みを出す。そこにアプリコットがふわっとした甘酸っぱさを、シナモンがビター・スウィートな刺激を添え、ブラジリアン・ローズウッドが落ち着いた薔薇のニュアンスで全体を支えます。
*ふわふわとしたフルーティー感の中から、低血圧な華やかさが見え隠れします。
シナモンとアプリコットを強く感じるミドル・ノート。
トップからの流れは、
[フルーツ感] ジューシーだったトップノートの柑橘風味のピーチが、そのままエアリーになった感じ。
[スパイス感] ビター・スウィートなトーンを保ったまま、ひんやりとしたカルダモンが温かみのあるシナモンへと移る。
[フラワー感] リリーのスパイシーさが押し出され、ローズは低いウッディなニュアンスに落ち着いていく。
フルーツ感を強く感じる印象の香りで、甘さもとても上品です。
ラストノート「とろっと蕩ける、ウッディースウィート」
バニラの華やかな甘さが柔らかく広がり、サンダルウッド(ビャクダン)がミルキーな、シダーがひっそりとしたウッディ感で香りを落ち着ける。そして、ココナッツのとろっとしたトロピカルな香りが、コクと個性を際立たせます。
*滑らかに調えられた、優しいウッディノート
バニラとサンダルウッドが強く香る、甘い香り。
そっと雪が溶けていくみたいな、ミルキーで肌馴染みが良いラストです^^
こんな方におすすめ&香りについて
* 柔らかくてフルーティーな香りが好き
* カルダモン、シナモン等、お菓子によく合うスパイスが好き
* 肌馴染みの良い、ナチュラルな雰囲気の香りを探している
* ビター・スウィートな大人の香りを求めている
* シナモン・マニアである
* ドルチェ・ヴィータ(甘い人生)の名前に一目ぼれ
とろける様なフルーツ&シナモンが魅力の、オリエンタル・ウッディです。
シトラスが爽やかなカルダモンが、フルーティーなシナモンへと深まり、ゆっくりと肌に溶け込んでいくように、甘いウッディー・ノートに包まれてゆきます。
全体を通してとても柔らかな香り。
シナモンが効いた、上品なフルーツタルトみたいな感じです。
「ドルチェ・ヴィータ=甘い人生」というタイトルから派手な香りを想像しがちですが、良い意味で期待を裏切ってくれます。
ふんわりとしたフルーツに、ビター・スウィートなスパイスが静かに香る。
「甘い人生」を冠するだけあって、人生哲学を感じるような、達観した素材のチョイスです。
幸せって、ナチュラルな感情であるべきですものね。
甘すぎない柔らかな香りなので、毎日でも飽きません。
シナモンの良さがしみじみと実感できるところも素敵です。
肌馴染みの良さを活かすなら、このまとい方
腰や太ももなどに軽くスプレーするのがおすすめ。低めで服に隠れる位置につけると全身をふんわりカバーしてくれるので、柔らかく香らせることができます^^
体臭によく馴染む香りなので、体温の高いところに少量つけるのも素敵です。
香りの成分&いろいろ
<トップノート> リリー, カルダモン, ローズ, ベルガモット, グレーフルーツ, ピーチ
<ミドルノート> リリー, マグノリア, ヘリオトロープ, シナモン, アプリコット, ブラジリアン・ローズウッド
<ラストノート> ココナッツ, バニラ, シダー, サンダルウッド
1994年発表 * Dolce Vita Christian Dior *
調香師 Pierre Bourdon, Maurice Roger
[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム