香水がお好きな方や香水初心者さんはもちろん、香りに悩む方にまで役立ちたいQ&A集です。
モヤッとしたらスパッと解決しましょう。
もくじ
- 1 なぜ鼻は口の上についているの?
- 2 香水1プッシュは何ミリ?
- 3 1mlのサンプルは何回スプレーできる?
- 4 香水の使用期限は?
- 5 香水の正しい捨て方は?
- 6 香水をつけると肌が赤くなる。
- 7 国・季節によって香りが違う?
- 8 突然ニオイが感じられなくなった
- 9 シャンプー・柔軟剤・香水のニオイで頭痛がする
- 10 くしゃみが出ます。
- 11 嗅覚過敏症で辛い。
- 12 お母さんの匂いが恋しい
- 13 何でもかんでも嗅いでみないと気が済まない
- 14 友達が香水を真似してくる
- 15 体臭は何で決まるの?
- 16 何もつけていないのに、いい匂いの異性がいる。
- 17 香水は飲んでもいい?
- 18 どうしても香水が飲みたい!
- 19 試験中に他人の香水で集中できない
- 20 妹に「お兄ちゃん、臭い!」って言われた。
- 21 香水をプレゼントしたいんだけど、どう選べばいい?
- 22 香水をブレンドしていい?
なぜ鼻は口の上についているの?
食べ物が傷んでいないか知るためです。
口のすぐ上についていることにより、食べようと口に近づけた時に、口に入れる前に異変を察知することができます。もし鼻が膝についていたら、人類はしょっしゅう食あたりを起こしていることでしょう。
香水1プッシュは何ミリ?
一般的な海外香水は0.15ml。小さめのボトルー、アトマイザーは0.10ml以下のものも。
香水の頭についている吹き出し口(ディスペンサー)の口径によって、量やミストの細かさが決まります。
1mlのサンプルは何回スプレーできる?
平均12~15回。
1プッシュ0.07mlのものが一般的なサンプルボトルです。
香水の使用期限は?
薬事法では未開封で3年。
アルコールは腐りませんが、香料の劣化、雑菌の混入等が原因で香りが変化してしまいます。コロンなど水分量の多いもの、スプレー式でなく直接ボトルの口に手を触れて使用しているものは注意が必要。
保存状態がよく、もとの品質が高いものであれば、10年経ってもほとんど変わらず使えるものもあります。
香水の正しい捨て方は?
容器はガラス、中身はアルコールを含む可燃ゴミです。
油の処理と一緒です。ボトルの蓋をこじ開けるなりスプレーしまくるなりして、中身の液体を新聞やキッチンペーパーに吸わせてから捨てます。ガラス容器はお住まいの地域のルールに従って出しましょう。
香水をつけると肌が赤くなる。
アルコールに反応している可能性が高いです。
お酒に弱い方は、香水に含まれるアルコール分により、一時的に赤くなることがあります。私も赤くなります。問題はありません。かゆくなったり発疹が出る場合は、香水に含まれる何らかの物質によるアレルギーの可能性がありますので、使用を中止してください。
国・季節によって香りが違う?
気温・湿度によって香りの立ち方が変わり、鼻への届き方が変わります。
芳香物質は粒子です。温度が高いと活発に運動し、低いと穏やかです。湿度が高いと鼻の粘膜が香りをキャッチしやすくなり、湿度が低いと鈍くなります。(飛行機の中で味や匂いが良く分からなくなるのは、このためです。)
突然ニオイが感じられなくなった
脳に何か問題が起きている可能性があります。お医者さんに行きましょう。
神経の問題、知覚の問題などいろいろ考えられます。軽視せずに、気づいた症状をメモして速やかに受診してください。
シャンプー・柔軟剤・香水のニオイで頭痛がする
合成香料へのアレルギー反応、化学物質過敏症の疑いがあります。
昨今の「香り付きブーム」のおかげで、やたらと香料(=化学物質)に凝ったものが増えています。これらの物質の中には、アレルギーを引き起こす危険性の高いものや、更には発がん性の疑いがあるものまで、実に様々な問題性が指摘されているにも関わらず、表示の義務がないもの(現在アレルゲンとして成分表示を指定されていないもの)、配合量が微量であるたためうやむやになっているもの等、本来ならばきちんと安全性をテストしてから流通にのせるべき製品が、市場にあふれかえっています。
もちろん化学物質だけがアレルギーを引き起こすわけでなく、天然成分であっても様々なアレルギー反応を引き起こす要素をもったものはたくさんあります。
では、なぜそれらの天然成分よりも化学物質のアレルギーが増えているのか?それは、健康被害に発展するかどうかの一つの目安として、「体が危険だと感じるレベルまで、その物質に曝される」ことがあげられます。(どこまで言葉を選ぶべきか悩みますが、基本的に“化学物質の振る舞いと体への影響”という点では、放射能やタバコなどと同じ考え方をすることができます。)
「フローラル」の香りだと書いてあるシャンプーや洗剤、香水が「ツンとくる科学的なニオイ」にしか感じられなくなってきたり、蕁麻疹が出る、目や鼻に刺激を感じる、などの症状が現れ出したら、症状がそれ以上悪化する前に、速やかにその原因物質から遠ざかるように心がけましょう。
安価で粗悪な製品には、特に注意が必要です。
厄介な「香り付きブーム」の中では避けるのが難しいことも多いですが、感情的にならずに、できる限りの自己防衛をすることが、現在での最善の策だと思います。
アレルギーや化学物質に対する認識が広まる前は、「牛乳が飲めないなんてわがままだ」なんて言われていた時代や、「タバコは医者も勧める体にいい嗜好品」なんて宣伝文句がまかり通っていた時代もあります。
人類は未知のものを発見し、使用し、何年もかけて初めてその重大な結果を知る、ということが多くあります。私自身の個人的な感情としては、怒りはもちろん厭世観にとらわれることもありますが、世界は完成品などではなく、粒子が奏でる一瞬の砂上の楼閣のようなもの、だと思えば多少は気が和らぎます。
くしゃみが出ます。
人間の鼻が、環境の変化に敏感にできているためです。
ムズムズするときは直接鼻をこするのではなく、鼻の下を擦ると、脳へ送られる信号が変わり、ムズムズが落ち着きます。
嗅覚過敏症で辛い。
私もです。加齢により多少ましにはなりますが、父曰く、「いくつになってもニオイがたまらん」だそうです。
良くも悪くも「香り自体」が強烈ですよね。でも嗅覚が良いとご飯も美味しいですよね。涙は拭きましょう。
お母さんの匂いが恋しい
自分の枕や毛布をよくよく嗅いでみると、ほんのり片鱗を見つけることができます。
DNAのなせる業です。DNAの異なるお母さんが恋しい場合は、一日良く干したお布団の匂いで我慢しましょう。
何でもかんでも嗅いでみないと気が済まない
ときには有害なものもあるので、吸い込み過ぎないようにしましょう。
手料理の場合は作った人に「何も入ってないわよ!」と怒られることがまれにあります。嗅いだ後には必ず「うん、いい匂い!」と笑顔で言うか、さりげなく、ばれないように嗅ぎましょう。
友達が香水を真似してくる
しばらく香水を替える・香水名を教えない・「真似しないで」って言う
「しゃーない奴だ!愛い奴め!」と、大らかな気持ちで見守ってあげましょう。
体臭は何で決まるの?
体質と食べているもの、腸内環境で決まります。
肉食よりも、野菜や果物を中心とした食生活を送る方が、個人差はありますが体臭は薄くなります。腋臭などの体質的な問題は、お医者さんにかかりましょう。
基本の「消臭」手順としては、しっかりと細かなところまで洗うことです。
強力な洗剤でサラッと全身を洗うよりも、指の股や耳の後ろ、デリケートゾーンや爪の間、おへそなど、普通の石鹸で丁寧に洗うほうが、ずっと効果的です。
何もつけていないのに、いい匂いの異性がいる。
遺伝子的に相性がいい人です。アタックしましょう。
免疫やフェロモン等が、あたなに訴えかけてきています。
香水は飲んでもいい?
ダメです。絶対だめです。
香水は様々な化学物質や天然オイル、アルコールで作られています。間違って飲んでしまった場合は大量の水を飲んで吐き出した後、お医者さんにボトルを持って診察を受けに行ってください。
どうしても香水が飲みたい!
ハーブティーでどうでしょうか??
ラベンダーを思いっきり濃く入れると、まるで飲む香水のようです。
試験中に他人の香水で集中できない
マスクがおすすめ。ハッカ油(ミントの精油)を端に少量つけると、香り酔いが和らぎ、頭がスッキリします。
脳の活動には酸素量も重要なので、薄めで高性能フィルターのものを使いましょう。
妹に「お兄ちゃん、臭い!」って言われた。
「ごめんね、お兄ちゃん!」
悪気はないの(*’▽’)
香水をプレゼントしたいんだけど、どう選べばいい?
普段相手がつけている香りと同系統のものや、好きなブランドのものが喜ばれやすいです。
女性の場合、使用している化粧品にもブランド毎に独自に香り付けをしているため、その方が使用している化粧品のブランドと同じブランドのものであれば、(ある程度慣れ親しんだ系統であるため)気に入られやすいです。
一番良いのは「どんな香りが好き?」とズバッと聞くことです。
香水をブレンドしていい?
いいけど特におすすめはしません。
一般的には「香水は完成品だから」混ぜてはいけないと言われていますが、色んな香水がありますので、楽しむ分には何でもありでしょう。