ペアーの洗練されたフルーツ感が、ロマンチックで甘酸っぱいフラワーノートへと高まり、ラストはふんわりバランスの良いムスクへ溶けていく、乙女チック×センシュアルなフレグランス。
ガーリーな魅力あふれる「イッセイミヤケプリーツプリーズ」は、春の喜びをギュッとつめこんだ、ドキドキをくれる優しい香りです。
暖かな日差しに映える、ハッピーなトーンが魅力です。
イッセイミヤケ プリーツプリーズ
香調:フローラル・フルーティー <レディース>
もくじ
トップノート「穏やかな春の日差しに、ゆっくりと目を覚ます」
ペアー(梨)の洗練された優しいフルーツの香りが、ふんわりと広がります。
*上品なフルーティー・ノート
ペアーは、リンゴのような澱粉のふっくらとした風味に、瑞々しいグリーン感が合わさったような、複雑で繊細な香り。
春の訪れを感じさせる、優しい甘さです。
ミドルノート「キュートにセンシュアル。風に揺れる花々を身にまとう」
スイートピーのロマンチックな華やかさに、ピオニーがフレッシュな甘酸っぱさを絡める。そして、インドールがカンファー(樟脳)グリーンな爽やかさで、全体を活気付けます。
*乙女チックなフラワー・ノート
インドールは、ベンゼン環とピロール環が縮合した構造をもつ有機化合物で、化学式はC8H7N。天然にはジャスミンなどのホワイトフラワーに含まれており、(大量だとちょっと臭いのですが)ほんの少量を加えると、アニマリックで大変魅力的な香りになります。
甘酸っぱくてロマンチックな、乙女っぽさ全開な雰囲気をグッとセンシュアルに引き上げており、何ともドキドキしてしまうミドルノートです。
ラストノート「甘やかな春の陽気にまどろむ」
ホワイトムスクの温かみのある甘さがパウダリーに広がり、バニラ・アブソリュートが華やかな甘さを絡める。そして、パチョリがオリエンタルなスパイシーさを添え、シダーがストイックなウッディ感で香りを落ち着けます。
*ふんわり甘い、バランスの良いムスキーノート
ミドルのガーリーなフラワー・ノートからの移り方がとても綺麗な、優しい香りです。エレガントで軽やか。いつまでも包まれていたくなる、ほっとする甘さです。
この香水のまとい方のポイント
* 春らしい香りが欲しい
* ペアー(梨)が好き
* 大人でも満足できる、上品で乙女チックな香りを探している
* バランスの良い、洗練された一本を選びたい
* スイートピーが風に揺れているのを見るとドキドキする
* キュート&センシュアルな香りにチャレンジしたい
<香調> 乙女チックなフローラル・フルーティー。
ペアーの洗練されたフルーツ感が、ロマンチックで甘酸っぱいフラワーノートへと高まり、ふんわりとバランスの良いムスクへ溶けていきます。
トップからミドル、ラストへと、一編の詩のような香りの移り変わりがとてもエレガント。
ロマンチックだけども、やり過ぎてない。まさに大人のための「キュート&センシュアル」といった印象です。
春らしさ全開で、うきうきした気持ちになれます^^
ロマンチックな服装や、ピンク系のメイクにピッタリ。
春・夏・秋のデイタイムに映える軽やかな甘さで、10代はもちろん、大人の女性にもよく似合います。
この香水のまとい方のポイント
手首やお腹、膝裏など、体温の高い場所につけるのがおすすめ。程よい拡散性なので、その日の服に合わせて肌の露出具合を見極め、軽めに香るように工夫すると、とても綺麗です。
ふんわりとしたプリーツスカートならば、ぜひ膝裏につけてみて下さい。
動きに合わせて、優しく香りが広がる感覚を楽しむことができます^^
香りの成分&いろいろ
<トップノート> ペアー
<ミドルノート> ピオニー, スイートピー, インドール
<ラストノート> ホワイトムスク, バニラアブソリュート, シダー, パチョリ
2012年発表* Pleats Please Issey Miyake *
調香師 Aurelien Guichard
長い冬が終わり、穏やかな日差しが世界に色をつける。
静かに眠っていた草木が目覚め、まるで喜んでいるかのように、美しい花々が咲き乱れる。
春って、「奇跡」を見ているみたいだなぁ、なんて思います。
四季は巡り、命も巡る。
春や夜明けはいつも、少しだけ残酷で、けれども魔法のような「幸せ」を感じさせてくれる。
新年度の緊張感にわくわく感、いろんなものに振り回されてしまうのだけれど、
ふと「ああ、春だな」と気付く瞬間の、不思議な心地よさが大好きです。
[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋 / デイタイム