花の王とも呼ばれ、世界中で愛されているローズ(バラ)。
その香りの芳しさ、美容や心身への効果は素晴らしく、ローズがテーマの香水は数えきれないほど作られてきました。
今回はそれらの中でも特に「名実ともに、しっかりローズの香り」がするものを集め、香りの傾向ごとにまとめました。
シンプルなものから、キュートなもの、手頃なものや、香料にこだわったもの、生花のようなものや、個性的なもの、芸術品のようなものまで、その魅力は様々。
ぜひ、お気に入りを見つけてください。
☆記事は以下の12本に分かれています☆
順次更新していきますので、どうぞご期待ください。
『生花・ハーバル・シンプル系12選(この記事)』
『ベリー系15選』
『シトラス系10選』
『フルーティー系&グリーン系8選』
『バニラ&プラリネ8選』
『ピオニー&石鹸系フローラル』
『ふわふわ感が心地よい、ローズ&ムスクの香りの香水7選』
『フローラルフルーティー10選』
『レザー・アルデヒド・アイリス・菫・パウダリー・シプレ9選』
『名香・極上フルーティー・シトラス9選』
『ユニーク・グルマン・スパイシー9選』
『パチョリ・極上ウッディー・シプレ9選』
当記事、『生花・ハーバル・シンプル系12選』では、薔薇の香りだけを使ったストレートなローズ香水と、「これぞバラ香水!」といった印象を受ける、シンプルなものを集めました。
汎用性・実用性に富み、プレゼントにも喜ばれるローズ香水。
一見同じようですが、それぞれに異なった、個性と魅力があふれています。
うっとりするようなロマンチックな香りを、ぜひ体験してください。
もくじ
- 1 アニックグタールローズアブソリュ(生花のような濃厚系)
- 2 パフューマーズワークショップ ティーローズ(シンプルな生花系)
- 3 ハウスオブローゼ(透明感あふれる、明るいハーバル系)
- 4 サンタマリアノヴェッラローザ(爽やかで澄んだ紅茶ニュアンス)
- 5 テラクオーレ(花びらだけ集めたような、正統派フェミニン系)
- 6 ディメーター(シャープでモダンなリアル系)
- 7 久邇香水 ローズ(静かで落ち着いた、和製レトロ・クラシカル)
- 8 メルヴィータワイルドローズ(素朴でグリーン、オーガニック)
- 9 レファン フロムブルガリア(トラディショナルな爽やか系ナチュラル)
- 10 資生堂ばら園(キュートで優しい、定番の香り)
- 11 モリナール(ゴージャスでスパイシーな大輪系)
- 12 生活の木プレッシェンス(ハーバルで明るい香り)
アニックグタールローズアブソリュ(生花のような濃厚系)
アニック グタール ローズ アブソリュ
* Rose Absolue Annick Goutal *
香調:フローラル <レディース>
6種類のローズ天然香料をブレンドした、オールマイティーな香り。
バランスの良い、濃厚でパウダリーな薔薇香水です。
1984年発表
<シングル> ローズ・ド・メイの繊細でほんのりスパイシーな薔薇の香りに、ダマスクローズが蜂蜜のような甘さの混じったロマンチックなニュアンスを、ターキッシュローズが淡い紅茶のような爽やかなニュアンスを絡める。
そして、ブルガリアンローズが艶やかでフルーティーなニュアンスを、エジプシャンローズ(エジプト・ローズ)がソフトで甘いローズ感を、モロカンローズ(モロッコ・ローズ)が濃厚でわずかにスパイシーなローズ感を添えます。
*バラ園の真ん中で薔薇の花束に顔を埋めているような、リアルで立体的なローズの香り。
バラの花のスパイシーな面やパウダリーな面、蜂蜜のような粘る甘さや紅茶のようなニュアンスなど、全てが入った香り。
「理想のバラの香り」を追求して出来上がったような、バラに求められる全ての要素を詰め込んだ香水です。
バラ自体の方向性としては、ずっしりとしたゴージャスな華やかさやパウダリー感を大切にした、クラシカルなオールドローズといった印象。
また、大変リアルに作られており、濃厚なフローラル感に酸味や微かなえぐみ、スパイシー感がキラキラと絡みついた、生花のようなリアルな存在感が魅力。もし酸味がキツいと感じる場合は、膝裏や足首など、低めの位置につけてみてください。鼻まで香りが上ってくるまでに角が取れ、まろやかな広がりを感じることができます。
リアル系でクラシカルな、生花のようなローズの香水をお探しの方にイチオシの、薔薇好きのためのローズ香水です。
[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
パフューマーズワークショップ ティーローズ(シンプルな生花系)
パフューマーズワークショップ ティーローズ
* Perfumer`s Workshop Tea Rose *
香調:フローラル <レディース>
リアルで存在感のあるローズ香水。
爽やかなグリーン調の香りです。
1977年発表
<シングル> ほんのり紅茶ニュアンスでグリーン感のある、ローズ(薔薇)の香りがあふれ出す。そこに、チュベローズ(月下香)がクリーミーなフレッシュ感を、リリーが艶やかなスパイシー感を、ベルガモットが爽やかなシトラス感を絡めて香りに広がりを出し、サンダルウッド(白檀)がミルキーなオリエンタル感を、ブラジリアンローズウッドが薔薇ニュアンスの明るいウッディー感を、アンバーが温かみのある甘さを添えて深みを出します。
*青みのある、リアルなバラの香り。
シンプルで勢いのある、「これぞローズ香水!」と嬉しくなるような一本。
すっきりとした爽やかなグリーン感と、濃厚なローズ、それらを支える様々なニュアンスが完璧に調和した、存在感抜群のゴージャスな香りです。
[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
ハウスオブローゼ(透明感あふれる、明るいハーバル系)
ハウスオブローゼ ラ・ローゼ
* House Of Rose La Rose *
香調:フローラル <レディース>
ハーバルに仕上げられた、透明感あふれる明るいローズ香水。
スッキリとしていて明るい、万人受けしやすい香りです。
<トップ> バイオレットリーフのメタリックでウォータリーなグリーン感があふれ出し、レモンオイルがキラキラとした明るい酸味を、リトセ・アキューベバ(アオモジ果実油)がスッキリとした爽やかなシトラス感を、スペアミントオイルがペッパリーで涼やかなハーバル感を絡めます。
<ミドル> ローズアブソリュ―トの優美で力強い華やかさがあふれ出し、ローズオイルがフェミニンな明るさを、ゼラニウムオイルがローズに似たレモン風味のハーバル感を絡めます。
<ラスト> ムスクの清潔感あふれるパウダリー感がゆったりと広がります。
*シトラス系グリーンの香りが、明るく華やかなローズへと高まり、ふんわりと、甘いムスクに落ち着きます。
ハーバルに仕上げられた、透明感あふれる明るいローズ香水。
ハウスオブローゼらしい、リラックス効果の高いスッキリとした香りです。
生花系のえぐみなどは一切なく、アロマオイルのような澄み切ったトーンが魅力。
「朝露にぬれるローズガーデン」をイメージしたというだけあって、ウォータリー感やハーブのキラキラ感がとても綺麗に出ています。
同じ香りのボディケア・ヘアケア用品も出ているので、ライン使いはもちろん、このハーバル系ローズのボディーソープに甘めのローズ香水を合わせるのもオススメ。
[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
サンタマリアノヴェッラローザ(爽やかで澄んだ紅茶ニュアンス)
サンタマリアノヴェッラ ローザ
* Santa Maria Novella Rosa *
香調:フローラル <レディース>
華やかでパウダリーな、薔薇のエッセンスを濃縮したような香り。
タイフローズ特有の、明るく澄んだ紅茶ニュアンスが魅力です。
1999年発表
<シングル> タイフローズ(サウジアラビアの砂漠の町、タイフの高地に咲くダマスクローズ)の、淡い紅茶のようなニュアンスの混じった、高貴なバラの香りがあふれ出します。
* 優雅でロマンチックな、トラディショナル系ローズの香り。
紅茶ニュアンスなタイフローズの、パウダリーで爽やかな魅力が詰まった香水です。
タイフローズの花びらだけを集めたようなクリアな香りで、グリーン感はありまなく、酸味やスパイシー感、生花系のえぐみなども、ほとんど感じません。
「バラ香水」としての完成度や使用感にフォーカスしたような、まろやかで明るい華やかさと、しっとりと広がるパウダリー感が美しく、肌にのせて体温で温められたときの香りの立ち方が、とても素敵です。
また、タイフのバラ独特のレモニーで紅茶のようなニュアンスも大変美しくで、凛とした、不思議な爽やかさが癖になります。
[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
テラクオーレ(花びらだけ集めたような、正統派フェミニン系)
テラクオーレ ダマスクローズ
* Terracuore Damask Rose *
香調:フローラル <レディース>
エレガントな華やかさが魅力の、艶やかで洗練されたローズの香り。
植物エキスだけで作られているので、香水が苦手という方にもおすすめです。
<シングル> ダマスクローズの、蜂蜜が混ざったようなトロリとした甘みと艶やかで瑞々しい華やかさが、ふんわりと広がります。
*バラの花びらを集めたような、洗練された奥深いローズの香り。
とことんロマンチック!ダマスクローズの花びらだけを集めたような、エレガントな艶やか感が魅力。
薔薇園系(生えてるそのままリアル系)の香りに含まれているようなグリーン感はほとんどない、まさに花びらを集めて魔法でもかけたみたいな、とてもフェミニンなトワレです。
ローズ自体のニュアンスとしては、女性らしい、クラシカルな正統派ローズといった印象。
蜂蜜みたいなセンシュアルな甘みを軸に、深みのある薔薇の華やかさがフワッと広がるのですが、スパイシーさや酸味、パウダリー感などはかなり抑えられているため、とてもフェミニンで、柔らかな艶っぽさに仕上がっています。
また、オーガニックフレグランスで優しくあっさりとした香り方をするため、香水が苦手という方にもおすすめ。
テラクオーレはこの香りを使ったボディケア用品(ダマスクローズシリーズ)を多数だしているので、ボディミルク等とライン使いするのも素敵です。
[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
ディメーター(シャープでモダンなリアル系)
ディメーター ブルガリアン ローズ
* Bulgarian Rose Demeter Fragrance *
香調:フローラル <レディース>
スッキリとした、モダン系ローズの香り。
生えてるそのままの、ナチュラルなリアル感が魅力です
<シングル> ブルガリアン・ローズのフルーティーでロマンチックな香りが、ゆったりと広がります。
*ローズウォーターのような、リアル系のブルガリアンローズ。
シャープでスッキリとした、モダン系のローズの香りで、ソフトな紅茶ニュアンスと共に、ほんのりグリーンなニュアンスも感じられます。
系統としては、ローズガーデンにいるような、「自然に生えてるそのまんま」系のリアル志向の香り。
ディメーターお得意の「なるほど、確かにあの香り!」と頷きたくなるような、妙に納得してしまう「本物以上に本物っぽい香り」です。
また、ローズウォーターを濃くしたような、スッキリとした瑞々しさが印象的なので、
フレッシュ感や爽やかさを大切にした軽やか系ローズがお好みならば、まさにおすすめの香水です。
[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
久邇香水 ローズ(静かで落ち着いた、和製レトロ・クラシカル)
久邇香水 ローズ
* Kuni Perfume *
香調:フローラル <ユニセックス>
宮家御用達の、柔らかくてパウダリーなローズの香り。
和装にも似合う、静かで厳かなレトロ・薔薇香水です。
昭和26年発表 * 調香師 久邇朝融王
<シングル> パウダリーで優しい甘さの、ロマンチックな薔薇の香りが静かに広がります。
*クラシカルでお淑やかな、しっとり系ローズの香り。
バランスよく整えられた、パウダリーでクラシカルな香水らしい香水。甘さは控えめ。
久邇朝融王(くにあさあきらおう)がご創作されたという、1951年当時の時代感と、「静かに香りを楽しむ」といった日本的な価値観が反映された、様々な意味で興味深いレトロな香水です。
香り自体は「薔薇」をイメージし、バラを中心に調合された、パウダリー系のフローラルといった感じですが、西洋香水のような派手な華やかさはなく、静かで落ち着いた印象の香りです。
トップからラストまでずっとローズの香りが漂い、ノートが変化するといった感じはあまりしないのですが、残り香はサンダルウッド(白檀)などのソフトなウッディー系の甘さが残ります。
[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★☆☆☆
[TPO] 春・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
メルヴィータワイルドローズ(素朴でグリーン、オーガニック)
メルヴィータ ワイルドローズ
* Melvita Wild Rose *
香調:フローラル <レディース>
スッキリと澄んだ、超リアル系・ワイルドローズの香り。
オーガニックなので、香水が苦手という方にもおすすめ。
<シングル> カニナバラ(南仏ヴェルコル山脈産)とガリカバラ(南仏ドローム山脈産)ロサルビギノサ(チリ南部高山地産)の3種をブレンドした、素朴でグリーン感のあるワイルドローズの香りが、フレッシュに広がります。
*自然でリアル、高品質なワイルドローズの香り。
「そのまんま生えてる系のリアル志向ローズ in 大自然」という感じの、ありのままを余すことなく写し取った、雄大なバラの香り。甘い華やかさにグリーンニュアンスが絡んだ、素朴なリアル系ローズです。
酸味や苦みを始め、「生花らしい」えぐみなども僅かに含まれており、それらが蜜のような甘さと無邪気な華やかさでぎゅっと包まれている、そんな複雑なのか単純なのか分からない「ガツンとした香り」が意外にもフワッと広がったそのど真ん中を、一陣の風が吹き抜けていくみたいに、きらきらしたグリーン感がササアッと広がります。
……そんな、ポエミーで空間の広がりを感じられる香りです。本当、とても、可愛い香りです。
また、99%自然由来というオーガニック・フレグランスなので、香水が苦手という方にもおすすめの、ナチュラルで澄んだ一本です。
[持続性] ★★☆☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
レファン フロムブルガリア(トラディショナルな爽やか系ナチュラル)
レファン ローズ フロム ブルガリア
* Refan Rose *
香調:フローラル <レディース>
これぞバラ!というような、自然な香り。
リアルなのに、爽やかで香りの持ちが良いところも魅力です。
<シングル> ブルガリアン・ローズのナチュラルで爽やかな香りが、ふんわりと広がります。
*ローズガーデンにいるような、究極に自然なバラの香り。
ベーシックな、「これぞバラ!」という印象。ローズウォーターにも似た、グリーンなニュアンスやレモニーな明るさがほんのりと感じられる、バランスの良い、トラディショナルなローズ香水です。
重くもなく軽くもない、澄んだ華やかさに、マシュマロのように柔らかいパウダリー感が素敵な、良い意味で「何の変哲もない、まさに、薔薇の香水」。100球投げたら97球ストレートで打ち返してくるような、非の打ちどころのない、素直で優秀な一本です。
レファンはバラの本場ブルガリアの会社で、天然成分にもこだわっているとのこと。サラリとした香り方をするのに、長く香りが持続するところも魅力です
[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
資生堂ばら園(キュートで優しい、定番の香り)
資生堂 ばら園
* Shiseido Rosarium *
香調:フローラル <レディース>
プチプラながらも、資生堂の良心が感じられる香り。
長年日本で愛されている、定番のばら香水です。
<シングル> ローズ(ばら)の甘くフェミニンな華やかさが、優しく広がります。
*シャンプーや石鹸などでもお馴染の、キュートで優しいローズの香り。
バラを中心に、バラをイメージして作った、甘めでフェミニンな香りです。
多少の合成っぽさは否めませんが、それもこの香水の特徴であり、魅力でもあります。
日本に住んでいれば誰しも、この雰囲気のローズの香りは嗅いだ経験があるでしょう。
そのためある意味、最強に万人受けする香りともいえます。
[持続性] ★★★☆☆ [拡散性] ★★☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
モリナール(ゴージャスでスパイシーな大輪系)
モリナール ローズ
* Molinard Les Fleurs Rose *
香調:フローラル・グリーン <レディース>
薔薇の美しさを称えているような、派手で美人な香り。
ズパイシーで力強い、ストレートなローズ感が魅力です。
1960年発表
<トップ> ティーローズの紅茶のようなニュアンスの、爽やかなバラの香りが広がります。
<ミドル> ローズ(バラ)をバランスよくミックスした、ロマンチックで甘い、ゴージャスなバラ感があふれだし、カーネーションがピリリとした鮮やかなスパイシー感を絡めます。
<ラスト> ウッディーノートの柔らかで落ち着いた木の香りが、静かに広がります。
*紅茶ニュアンスの爽やかなローズが、次第に甘くスパイシーに高まっていき、ゆっくりと、ソフトな木の香りに落ち着きます。
ゴージャスでフェミニンな、「大輪の真っ赤な薔薇の花束」といった印象の香り。
程よいパウダリー感に、カーネーション由来のバニラにも似た甘さの混じった、華やかなスパイシー感。ラストのウッディー感は凛と締まっていて、まさに、媚びない美女のためのストレートなローズ香水です。
現代的な軽いフレッシュ感やフルーティー感はなく、かといって、シンプルにローズを打ち出した派手な香りのため、「いかにも!」といった香水の硬さのない、まさに「タイムレスな魅力」を楽しむことができる一本です。
[持続性] ★★★★★ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
生活の木プレッシェンス(ハーバルで明るい香り)
生活の木 プレッシェンス ローズ
* Tree of life Precience Rose *
香調:フローラル・アロマティック <レディース>
モダンであっさりとした、爽やか系ローズの香り。
ハーバルな明るさやレモニー感が魅力です。
<トップ> ローズの華やかでロマンチックな香りがあふれ出します。
<ミドル> パルマローザの、レモニーで甘い、ローズによく似たフローラル感が柔らかく広がります。
<ラスト> サンダルウッドのミルキーでソフトなウッディー感(木の香り)が、そっと残ります。
*ロマンチックなバラの香りが、次第に明るく爽やかに華やぎ、ほんのりと甘い木の香りに落ち着きますす。
アロマオイルのような、甘くて爽やかなローズの香り。
ミドルはローズではないのですが、パルマローザはローズの代替品として、ゼラニウムなど共に「ローズの香り」として広く用いられているため、爽やかで軽やかな、分かりやすく馴染のある「ローズ」です。
アロマ系の香り方がお好きな人におすすめ。ローズだけでは得られないハーバルな明るいニュアンスが魅力の、爽やかなローズ香水です。
[持続性] ★☆☆☆☆ [拡散性] ★☆☆☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム
初めまして(^^)
昔ながらのクラシックな香水を愛用している、もうすぐ30のおネェ男子です(笑)
私の中でローズ系香水と言えば、ジャン・パトゥの『JOY』ですね。
ローズ香水と言うよりは、超ゴージャスフローラルブーケ。
グラース産の最高グレードの精油を極限までタップリと使っているのが特徴で、香水と言うよりも、体感的には『花々をギュッと絞った汁を纏っている』といったところ。ジャスミンやイランイラン、チュベローズの香りに負けじと、バラも主張し、香りの圧力の凄まじい事この上ない逸品。
是非ともパルファンでお試し頂きたい香水です(笑)
これだけ肉厚な香りでありながらも、嫌味が無いのは、最高品質精油を贅沢に使っているからこそ。
勿論、このパルファンは、コレクションに入ってます。
茉莉花さん、初めまして(*´▽`*)
素敵なコメントありがとうございます。
人も香りもパンセクシャルな運営者リリーです。
ジャンパトゥの『JOY』、とっても素敵ですよね。私も大好きです。
これぞまさに香水!とうっとりしてしまう、何層にも厚く塗られた油絵のような味わいがたまりません。
茉莉花さんの文章読んでいたら、無性に嗅ぎたくなってきました。
週末にでも思いっきり体感&楽しみます(笑)
ローズ以外にも色々主張する、まさに茉莉花さんのおっしゃる通り
「超ゴージャスフローラルブーケ」(もはやJOYのための表現みたい!笑)なので、
現在準備中の「名香特集」でレビューを予定してます。
ぜひまた遊びにきていただけると、とっても嬉しいです。
元気の出るホットなコメント、本当にありがとうございました!
フッと思い出したバラ香水が有りましたわ(^^)
ジョルジオ・ヴァレンティの『ローズ・ノワール』。
私の生まれた1986年の香水で、トップは、ベルガモット、ゼラニウム、ジャスミン。
ミドルは、ローズ、サンダルウッド、オリス、ヴェティヴァー。
ラストは、オークモス、アンバー、ヴァニラ、ムスクで構成されています。
ローズが軸になっていますが、香り全体としては、『白粉をパンパンと叩いた様な香り』。
正統派の化粧台香と言わんばかりの、パウダリーなローズ香。
そこらで咲いてるバラの香りを連想しちゃうと、痛い目を見ちゃうかもです(苦笑)
正統派の香りですから、改まったお席で纏うにはもってこいかと。
茉莉花さん、素敵な香水を教えていただき、ありがとうございます。
ジョルジオ・ヴァレンティの『ローズ・ノワール』、ぜひ探してみます。
正統派の香りは大好きなので、きっとお気に入りの香りになります(*´▽`*)
似合うようになるのは難しそうですが……(>_< )笑
誕生年に発表された香水って、なんだかとてもロマンチックですね。
生まれ年ワインではないですが、その時代の雰囲気に触れられる、という感じで素敵(*´ω`)
私も自分の年のものを探してみます。
ところで、トップページでこれからお知らせを出すのですが、ブログを移転しました。
新しいアドレスはhttp://kosuijoho.com/です。
クラシックな名香の記事もいくつかアップしたので、遊びに来てくださると、とても嬉しいです(*´▽`*)
初めてコメントさせて頂きます。
ローズ系の香水が大好きで、こんなローズ系の香水に特化した情報を心待ちにしてました。ありがとうございます。
個人的にはピオニー・石鹸系が好きなので、アップされるのを楽しみにしておりますm(__)m
ぴろみさん、コメントありがとうございます。
ローズ系は数えきれないほど素敵な香水があるので、そう言っていただけると、とても励みになります。有り難うございます。
ピオニー・石鹸系、近日中にアップします。
もうしばしお待ちください…!m(__)m
こんにちは。レファンのローズフロムブルガリアを先日購入いたしました!瑞々しくも優しいパウダリーなバラの香りは私の大好きな香りです。けれど、こちらのサイトがなければ一生出逢えなかったでしょう。サイトを作って記事を書くのは大変なことと思いますが、本当に素敵な記事を書いてくださって、ありがとうございました!冬らしい気候となって参りましたので、くれぐれもご自愛下さい。
透華さん、嬉しいお言葉を有り難うございます!
レファン、とても素敵な香りですよね。
透華さんが大好きな香りと出逢うお手伝いができて、本当にハッピーです。
こちらこそ、やりがいを感じさせていただき、ありがとうございます!
いよいよ冷え込んできましたね。くれぐれもお身体おいといください。
京成バラ園のバラの香水をご存じですか?
ローカルすぎるのですが、インターネットで販売されています。
バラ園監修のバラの人気のある品種の香りの再現なのです。
ローズ、だけではなくて
ローズの品種で香りに好き嫌いがある方にはぜひ試してほしい一品です。
由良さん、コメントありがとうございます。
京成バラ園の香水、お噂は耳にしておりましたが、まだ試したことはありませんでした。
今京成バラ園さんのホームページを見ているのですが、特定の品種の香りの再現とは、本当に驚きです。
オスカルフランソワも素敵そうですね。
是非試してみようと思います。
貴重な情報をありがとうございました。