エメラルド色した朝昼晩【ギラロッシュ フィジー】とろける南国世界

鮮やかなグリーン感が、まったり熱いジャスミン&イランイランへ高まり、フワッと苦いオークモスに落ち着く、写実的で解放感あふれる香り。

『ギラロッシュ フィジー』は熱っぽくて大胆、なのにとても潔い、麗しすぎるフレグランス。
名香特集第7弾は、その甘くとろける南国香水の魅力をたっぷりレビューします。

太陽と海の朝昼晩を思わせる、鮮やかな香りの変化をお楽しみください。

fidji
ギラロッシ フィジー
香調:フローラル・グリーン <女性用>

トップノート「エメラルド色した、熱くとろけるグリーン・フローラル」

ヒヤシンスのオイリーなグリーン感がトロトロとあふれ出し、ガルバナムがひんやりとした引き締まったビターなグリーン感を絡める。そして、アイリス(ニオイアヤメ)がシャープな大地の匂いとパウダリー感を、チュベローズ(月下香)がクリーミーで甘いエキゾチック感を、ベルガモットとレモンがキラキラとした柑橘の苦みと酸味を添えます。

*深みのあるフローラル系グリーンの香り

南国の楽園フィジーの、エメラルド色に輝く鮮やかな海と空、生命力にあふれた濃い緑、そして何より熱帯海洋性気候特有のまったりとした暖かさを感じさせる、とても心地の良いグリーン・フローラルです。

ぎゅっと濃縮されたような深いグリーンの香りが、暑い夏の日にふと感じるカラリとした大地の気配をまとってフンワリと立ち上がるのですが、それが単調なグリーンではなく、絶妙な甘さや酸味を含んでいるところがポイント。

わくわく感と解放感が詰まった、トロリとした質感のトップノートです。

ミドルノート「極上センシュアル・まったりグリーン・フローラル」

ジャスミンの草の葉を思わせるサラリとしたグリーン感が華やかに広がり、イランイランがまったりとしたバナナトーンの甘いセンシュアル感を絡ませる。そこへ大胆に、アルデヒドが暖かで柔らかな脂感を混ぜ、オリスルートとバイオレットが茹でた人参と土をミックスしたような、ノスタルジックなパウダリー感で奥行きをだす。

そして、クローブとスパイスノートがバニラにも似た甘いスパイシー感で全体を活気づけます。

*濃厚で温かなジャスミン&イランイランの香り

トップからの香りの変化がとても美しい!
はじめのオイリーで涼やかな質感が、次第にふわふわとした暖かなパウダリー感をまといだすのですが、更にその質感の変化に伴なって、トップのビター感や酸味が弱まり、気づくと甘くスパイシーなフローラル感に包まれています。

トップが朝だとすれば、ミドルは昼。
トップが握手だとすれば、ミドルは熱い抱擁。
トップが「友達になろう」なら、ミドルは「愛してる」。

そんな明確なトーンの変化が、質感・甘さ・華やかさなどの絶妙なバランスの変化で表現されています。

ラストノート「ひと夏の思い出のよう。淡く消えていくビター・ウッディー」

オークモスの森の地面のような苔むした苦みがゆったりと広がり、ベチバーがスモーキーで力強いウッディー感(木の香り)を、サンダルウッドがミルキーでソフトなウッディー感を絡める。そして、レジンとアンバーがまったりとした豪奢な甘みを、ムスクが軽いパウダリー感を、パチョリがハーバルなスパイシー感を添えます。

*苦くて力強い、甘く深い木の香り

ミドルのボリューミーで複雑な華やかさが、シン、と静かに落ち着きます。

特筆すべきは、やはりその香りの質感。
トップやミドルの重めパウダリーが、スッと軽く、乾いた印象に変化していきます。

オークモスのガツンとした苦みに、低くささやくようなまったりとした甘みが絡みついた、とても秀逸なラストノートです。

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こんな方におすすめ&香りについて

* 鮮やかなグリーン・フローラルの香水を探している
* ヒヤシンスとガルバナムが好き
* 熱くとろけた、南国の海のような香りが欲しい
* 朝昼晩のような、美しい質感とトーンの変化を堪能したい
* エメラルド色した楽園に行きたい
* ミドルはパウダリーがいいけど、ラストは軽い香水が好き

⇒南国のとろけるフローラル・グリーン

とろけたグリーン感が、まったり熱いジャスミン&イランイランへ高まり、フワッと苦いオークモスに落ち着きます。

「麗しい。」
そうポツリともらしたくなる、熱っぽくて大胆、なのにとても潔い香り。

グリーン・フローラルの持つ独特のセンシュアル感と、生き生きとした自然の息吹を同時に感じられる、鮮やかさと情熱に圧倒されるフレグランスです。

瑞々しくスッキリとした、朝を思わせるトップノート。
暖かで濃厚な、甘い南国の空気を詰め込んだミドルノート。
シンと静まり返った、夜の海のようなラストノート。

とても写実的で美しい、まさに南国フィジーのエメラルド色した海と、まったりとした熱帯の気配を楽しめる、リラックス効果の高い香りです。

この香水の付け方のポイント

持続性(香りの持ち)が素晴らしい上に、拡散性(香りの広がり)は穏やか、しかもラストは軽めという三拍子そろった優秀フレグランスなので、ウエストや太ももや足首はもちろん、肘の内側など動きの多い場所につけても、とても綺麗に香ります。汗をかく場所だけは避け(においが混じって予期せぬ変化をしてしまうため)、体温の高い場所(太い血管の通っているところ)につけてみてください。

全身を南国の空気が包んでくれますよん。

香りの成分&いろいろ

<トップノート> ヒヤシンス, ガルバナム, アイリス, チュベローズ, ベルガモット, レモン
<ミドルノート> ジャスミン, イランイラン, アルデヒド, ローズ, クローブ, オリスルート, バイオレット, スパイスノート
<ラストノート> オークモス, ベチバー, サンダルウッド, レジン, アンバー, ムスク, パチョリ

1966年発表, 調香師 Josephine Catapano
* Fidji Guy Laroche *

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[持続性] ★★★★☆ [拡散性] ★★★☆
[TPO] 春・夏・秋・冬 / デイタイム・ナイトタイム

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